ウォーキングデッド・コミック 175話 “New World Order 1 of 6” あらすじネタバレ・考察・感想

コミック あらすじ ネタバレ
ウォーキングデッド コミック 175話 New World Order 1 of 6 表紙
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175話の表紙は、先進デザインの戦闘用具に身を包んだ武装したガード達。タイトルは、 ”New World Order 1 of 6”です。”order”は注文、順番という意味だけでなく、序列、組織、仕組み、階級、法律などの意味があります。このタイトルでの意味としても、新しい世界の仕組み、階級などの意味を含ませていると思われます。本編は、6部構成となっています。

ネタバレ

173話の最後で、オハイオ州のコミュニティーと話し合いを行うために指定された待ち合わせ場所に遠路はるばるやってきたユージン達一行がサーチライトで照らされて、銃をむけられ、手を上げるように命令された所で幕を閉じました。175話は、その続きになります。

怯えた顔のYumiko、怒りの目のマグナ、ミショーンも怒っています。ユージンとSaddiqも目を見開いて驚いています。

プリンセスも少し驚いた表情ですが、比較的冷静です。「あなた達、少しオーバードレス気味だと思わないの?」

全員同じヘルメット、ゴーグル、マウスカバーの上から下まで先進デザインの戦闘スーツに身を包み、重武装した兵士達が整列して銃を構えて並んでいます。中央に立っている兵士が「少しでも動いたら撃つぞ。」と言います。

「ちょっと自分たちの格好を見てご覧なさい。あなた達の武装スーツ、股間の方まで武装フラップすら付いているわ。ここらにいるデッドは、股間をいきなり狙ったりするの?」と呆れ顔のプリンセス。ミショーンは、手は上げていますが、少し冷静な感じの戦闘の心構えができている感じの表情です。

兵士の一人が「この女は、本物か?」と言います。「静かにしろ。サミュエルス。」と隣の兵士が言います。

「我々は、君たちに会うことに合意した。我々は、ここに来た — 君たちに優位になるように、君たちに準備する時間を与えた。それは、信用を築くためだ。我々はここに会いに来た人間だ。」と友好的な表情をしてユージンが言います。

しかし、兵士は、銃を構えて銃口を向けたままです。

「ステファニーはどこだ?」と厳しい顔で言うユージン。

「ステファニーは、コモンウェルス全体を代表して話をすることを許可されていない。君たちは、私と話をする。ジェントルメン、我々のゲストを、審査場に案内してもらえるかな?私は、座りたい。」と兵士の後ろにいる男が言います。

横がフルオープンする貨物車の中に明かりが着けられています。一人の男が小さいテーブルについて座っています。ユージン達と兵士達は立っています。

男は皮の手袋を外して、ペンを取ります。男はビジネススーツ姿です。「OK。正式に私を紹介させて頂きたい。私は、ランス・ホーンズビィだ。私は、コモンウェルスに新たに入る人を管理している。手始めに、君たち全ての名前とどこの地域から来たのかを教えて頂きたい。」

「私は、ステファニーと話をしたい。」とユージン。

「我々は、新しい人が好きだ。新しい人が必要だ。そして、我々は新しい人を愛する。新しい人は、我々のコモンウェルスを更に発展させるための原動力となる。しかし、我々が築いたものをリスクに晒すことは私は決してさせない。それによって、君たちはもっと安心できる。私が命令すれば、ここにいる素晴らしい同胞たちが速やかに君たちの頭に銃弾を撃ち込むことができる。故に、我々は、この手続を適切に行うことができる。そして、我々は物事を急がない。私の説明は明確かな?」

「私は無線でステファニーと出会った。私は彼女と話をして、彼女のこと良く理解するようになった。私は、彼女を信用している。私は、君を信用していない。ステファニーに会うまでは、我々は一言も話さない。」とユージン。

ランスはため息を付きます。

「サミュエルズ巡査とフロスト巡査、銃を持って、この地域を綿密に捜索して、我々の友人たちが、我々の友人ではない友人を連れてきていないか確認してくれたまえ。君たちが戻ってくるまで、我々は待つ。」

「我々は、直ぐにステファニーに会わなければ、我々は立ち去る。」とユージン。

「君は、これをできる限りとても不愉快な状態にしてくれるね。彼は、君たち全体を代表して話しているのか?」

「そうよ。」とミショーン。

「OK。君たちは、まとまりがある。… それは、実に良いことだ。私に同意するか不同意するか、君たちが少なくとも互いに合意していることは、とても良い。正直な所、それが、君たちが理をわきまえている人である第一のサインだ。

これを共に済ませよう。… 脅迫する部分が、君たちを過度に脅さないようにさせる。君たちは強い意志を持った人達に思える。… 私の第一印象が間違っているようにはさせないでくれたまえ。

紳士諸君、狙いを定めてくれ。」

ランスの両脇にいる兵士が銃を構えて、ユージン達に銃口を向けます。「良し。まず第一に、君たちは我々の(コミュニティー)の近くにいる。そのことは、我々が弱い点だ。それは、このことを詳細に調べることを意味する。君たちは我々の注意を得た。故に、これらから我々は君たちについての知りたいこと全てを教えてもらう。だから、ご自由に去るか、むしろ試みるか — そして、何が起こるか分かるだろう。」

銃を構えた兵士たちに囲まれているユージン達は、無言です。

「Ok、それで。結構。」

ランスは両手を上に上げて、微笑みながら、「我々は君たちを撃つ準備をしているが、それは我々が最も行いたくないことだと、どうか理解して頂きたい。故に、お願いだ。私に対しての敵対行為と発言は控えて頂きたい。」

「我々は、少人数の男達とやりあったことがある。そして、彼らは何度も脅してきた。… 脅しは決してうまくいかない。だから、君の我々を脅す試みは、機能しない。君が我々を撃ちたかったのであれば、もう既にそうしていただろう。」

「そうならば、我々は同じページにいる!素晴らしい!」

「ランス、聞いて頂戴… あなたの質問をしたらどうかしら?そうすれば、私達は答えて、これはおわりになるのでしょう?これらの銃を私達にこれ以上向ける必要はないわ。」とミショーン。

「私は既に君が好きだ。」

「君の名前から始めよう。」

「我々の兵士が命じた時に、落としたものの他に追加の武器はあるか?」

「OK、そして、ミショーン … ここに来るまでの距離は?移動にかかった日数は?」

「君たちは、この地域に我々が気づいていない友人がいるか?」

「ウォーカーズが氾濫する中で、長い期間、生き残るために一般的ではない習慣、または、生活仕様があるか?」

「いいえ。一切ない。」とミショーン。

「全く無い?例えば、最近到着した一人の男は、常時、血を浴びることによって生き延びてきた。毎日のようにだ。気持ちの悪いことだ。」

「血を浴びたり、デッドの一部を身に着けたりすると、彼らに気づかれづらくなることを発見した。危険な状況から逃れるために時折、用いたことはある。しかし、私達は、生活方法として採用してはいない。」

「そう。そのようなことについて、正に我々が話していることだ。それなら、そのようなことは一切ない?我々にとって知っておくことが重要なことだから—」

「失礼します。」と横から、兵士が声をかけます。

一人の兵士が5頭の馬を連れてやってきました。

「我々は、地域全体をくまなく探しました。我々が見つけたものは、これらの馬だけです。これらは、彼らの所有と推測します。」

「私は5頭の馬がいることが分かる。… しかし、君たちは6人だ。君たちの内の一人は、ここに歩いてきたのか?」

「違うわ。彼らは私を途中でピックアップしたの。彼らは、私のことを殆ど知らない。でも、私達は、仲良くなってきたわ… 」とプリンセス。

「その様な情報は、私は本当に必要だ。君が新しい人を信用するからと言って、我々が同様ではないということだ。私は、君に質問しなければならない。ミス… 」

「… Juanita。」

「プリンセスよ。」

「何?」

「私はプリンセスと呼ばれたい。それは、私が自分につけたあだ名のようなもの。私は、完全に普通ではないの。」

「OK… これを早く終わらせたい。」

ランスは立ち上がって、片手に書類を持ち、コートの内ポケットにペンをしまいます。

「もし、彼女が君達とこれだけの期間一緒にいて、君たちを傷つけていないのであれば、私は、一から… プリンセスと始めることはしない。彼女は後で別に評価する。それでは、先に進めよう。彼らを連れて戻る。私は、彼らと一緒に旅することに十分安心できるようになった。」

「だめだ。我々は、君と一緒にどこにも行かない。私は、あなたを信用していない。そして、私は君に会いにここに来たのではない。私にステファニーと話をさせてくれ。さもなければ、我々を撃てば良い。分かったか?」とユージン。

「本気で言っているのか?正直に言う… 」と目を閉じて言うランス。そして、目を開けて厳しい表情で見ます。そして再び目を閉じて、「OK、神よ。君はステファニーに会いたいんだな?良いニュースは、我々は全員、ステファニーのいる所に行く。」

「我々は、君たちを連れて、戻る。君たちは、私達と一緒に来るか、拒否するかだ。拒否した場合は、私はこれらの素晴らしい紳士達に君たちを撃たせる。良く考えてくれ。間違えた答えはない。私は、荷造りをする。彼らを監視していてくれ。」

コモンウェルスの兵士達が集団で歩き、その後ろに馬車、続いてユージン達が馬に乗って進んでいます。ユージン達の両脇にも兵士達が並んで歩いています。ランスは、馬車の助手席に乗って寝ています。

ミショーンの隣りにいる兵士が話しかけます。「ヘイ。心配するな、OK?」

「ランスはしょうもないような奴だ。しかし、あんた達は、彼のような存在がコミュニティーを運営する上で欠かせないものだと分かるだろう。あんた達は、我々が築いたものが気にいるだろう。俺は、ここに来て数年しか経っていないが、一旦、どの様に機能しているか分かれば、… とても良いもんだ。」

「俺達は、あんた達の死または何らかの行進をしているのではないことを誓う。俺達は、あんた達を守るためにいる。装備はそのためだ。」

「OK」とミショーン。

「全員止まれ!クソ。」と目を見開いている兵士。

前からウォーカーズの群れが向かってきます。

兵士達は戦闘陣形を取って迎え撃ちまっす。「こちらは、左で接触した。よく見るんだ!」、「6体見える!」、「違う、9体だ!」、「我々の後ろにもっといる。こちらには、5体だ!」

「銃弾ではなくブレードを使え。寝ている子を起こすな!こっちに来い!」

助手席で熟睡しているランスを運転席にいる兵士が起こそうとします。「サー?、サー?」

兵士達は、銃剣を使用してウォーカーズを倒しています。一人の兵士が驚いた目をして、「レッドアラート!(赤の警戒)軍団だ!(群れだ!)」

「これは、マジェンタ(赤紫)軍団か?!」、「その訳はない!それは、2km北のはずだ!」、「俺達は、局所的な集団に出くわした。俺達は、それは後で対処する。武器を使え!頭だけを撃つんだ!効果的に対応する。」

銃声を聞いて、ランスが目覚めます。「一体、何だ — ?!」

ユージンが、「我々は何かすべきか?」とミショーンに聞きます。

「私達は、何かする用意をしとくべきよ。現時点では、かれらは自分たちが質ることを分かっているように思える。」

兵士達は、銃を撃ちまくっています。

ランスは、後ろにいるユージン達を振り返ってみています。「君たちは、パニックになっていないな。武器を返すようにとも要求しない。鉄のような神経だ。印象的だ。このことについてもノートに記載する。」

「我々は、本当に先に行った方が良いです。我々の心配をさせない方が、彼らはここをうまく対処することができます。」運転席の兵士がランスに言います。

「それなら行きたまえ!ボーイズ達、後でコモンウェルスで会おう!」と手を上げて別れを告げます。

残っている兵士達が銃を撃ちまくっている間に、ランスを乗せた馬車と馬に乗るユージン達は、兵士に囲まれながら進んでいきます。

日が登っています。正面にはスタジアムが見えます。ランスが振り返って、「今からそれほど先ではない。(直ぐに着く。)」と言います。

「スタジアム?そこを安全にして、中にコミュニティーを作ったの?」とミショーンが聞きます。

「違う。スタジアムは、我々のコンサートとフットボールの試合のためのものだ。」とランス。ミショーンは驚いた表情をしています。

「あなた達は、コンサートを行ったりしているの?!」と驚きと喜びの入り混じった表情でプリンセスが言います。

「もちろんだ。我々、コモンウェルスには、多くの人気ミュージシャン達がいる。誰も以前は有名ではなかった。しかし、奇抜なものではない。彼らは、実際の所、とても才能に恵まれている。君たちも、感動するだろう。」

「そして、フットボール?」と夢見心地な顔でSiddiqが聞きます。

「年のこの時期は、そうだ。我々は、野球、バスケットボール、サッカーも行っている。リーグは、それほど大きくないがね。しかし、それらは多くの人が参加したがるものだよ。」

「コミュニティーに何人いるの?」とマグナ。

「コモンウェルス全てかい? 約5万人だ。」

笑顔のランス。後ろにいるアレクサンドリアのメンバーは誰もが驚いた顔をしています。

道の脇にある大きな看板一杯に沢山の紙が貼り付けられて、一面を覆っています。「あれは、一体何だ?」とユージン。

「おぉ、あれは我々の行方不明(探し人)の壁(看板)だ。

「コモンウェルスを見つけてやってくる途中で、多くの人が愛する人々と離れ離れになってしまう。そのため、あちこちでいくつかの再会がある。それによって、多くの人が、更にいくつかの再会があるのではないかと希望を持つ。」

「行って見てくれば良い。我々は待っている。」

『あなた達、行くわよ。」とミショーンは馬に乗ったまま他のメンバーに言います。

「彼らに楽しませてあげれば、いいじゃないか。いずれにせよ、街はまだ起きていない。ボードは、ここ数年間以上、ほとんど意味のないものになっているが、人々は好きなので、我々は維持している。」

「色あせて、気象によっていたんだ写真は、最も寂しいものだと思う。それで、本当に一生懸命な人の物は、ビニールで写真を覆ってあるやつもあある。心温まる所と、悲劇的なところが入り混じっている。」

「今となってはそれ以上、本当は誰も見つかっていない。しかし、今もこれからも誰かは、壁に貼った人に会えると思っている。それが、誰かの妻や父親の物語を伝えている。人々は、それに感謝っする。」

ミショーンを除いて、アレクサンドリアのメンバーは皆、見入っています。

「私達は沢山の人を失った。しかし、これは…」とマグナ。

「分かるわ。この様に飾られているのを全部見ていると、ただ圧倒される。」とYumiko。

「これは、本当に寂しいわ。」と真面目な顔で言うプリンセス。

「私も見てみようかしら。」と言ってミショーンが馬を降ります。

ユージンがボードを指さしながら、「ミショーン、君は… すべきだ。」と言います。

「OK。何がそんなに… 」と不審げな顔でミショーンがボードの所にやってきます。

「何なの?」ボードには沢山の人の写真が貼られています。

「私の母を見ませんでしたか?ミショーン もしも、情報をお持ちの方は、6番街のベーカリーにいるElodie(エローディー)まで連絡下さい。」と書かれたビニールに包まれた大きな写真があります。本棚の前に立つ笑顔のミショーンが写っています。

その写真を見て、涙を流すミショーン。

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感想と考察

無線でステファニーから聞いていた待ち合わせ場所に行っても、誰もおらず不審に思っていたユージン達一行にいきなりスポットライトが浴びせられ、武器を捨てて手を上げるように命じられた173話の最後のシーンからの続きです。はるばる遠くから、話をするためにやってきた一行に対して、予想外の展開となりました。

ミショーンとマグナは怒りに満ちた表情、Yumikoは怯え、ユージン、Siddiqは驚いた表情をしています。プリンセスは、意外と冷静な感じであきれたような顔をして、「オーバードレスではないかしら」と言います。

彼らの目の前には、ヘルメット、ゴーグル、フェイスマスクをして、モダンな感じの防御機能が付属する戦闘スーツ、ブーツを履いた兵士がならんで銃を構えていました。

プリンセスが呆れて言うのも納得できます。状況から考えても、待ち合わせの相手グループのはずなのですが、それにしても考えられないような対応です。

ユージンは、話し合いにきた人間だと言いますが、兵士は銃を構えて銃口を向けたままです。ユージンが、険しい表情に変わって、「ステファニーはどこだ」と聞きます。

後ろから、ステファニーは、コモンウェルス全体を代表して話すことを許可されていない。私と話す。と言われます。話をした人は、コートを着たビジネススタイルのファッションのランスと言う人でした。ランスは、コモンウェルスのコミュニティーを訪れる、入る人の審査を担当していると自己紹介します。ランスは、名前とどの地域から来たのかと質問しますが、ユージンは質問に答えずにステファニーと話をしたいと言います。

ランスは、ユージンの質問には答えず、噛み合わない会話のやりとりとなります。ユージンは、無線で知り合ったステファニーと会わない限り話をしないと言います。

これまで話をしてきて、待ち合わせも含めてステファニーとやり取りをしていたのに、ステファニーは現れず、銃を突きつけられ、武器を取り上げられるような処遇を受けるのは、信じられないことであり、憤慨するのも当然だと思います。

ユージンは、ステファニーに会わないのであれば、去ると言いますが、ランスは他のメンバーを代表した発言なのかと聞き、ミショーンがそうだと答えます。

ランスは、グループがまとまりがあることに対して一定の評価をする発言をしますが、銃で脅して答えさせるスタイルを取ります。そのようなスタイルでは、話し合いにはならないとユージンは言いますが、ミショーンが間に入って、質問するように言います。

ランスの質問にミショーンが答えることで話が進みます。そして、周辺を探索していた兵士が、ユージン達の馬を見つけて、連れてきます。馬がメンバーの人数よりも1頭少ないことについてランスが質問すると、プリンセスが自分が途中で旅の仲間として加わったためと説明します。ランスは、プリンセスと少し会話をしますが、プリンセスの回答スタイルに調子が合わない様子で、聞き取り調査はせずに、コモンウェルスへ一緒に旅をすると言います。ユージンは、ステファニーに会わない限り、どこにも行かないと言いますが、これから行く所にステファニーもいると言います。

半強制的に一同は、コモンウェルスに行くことになります。旅の途中、ランスは寝ています。兵士の一人がミショーンに心配するなと言います。その兵士は、コモンウェルスに来て数年程度しかいないが、コミュニティーの仕組みが分かれば、凄く良いと言います。

その後で、ウォーカーズの群れが現れます。兵士達は、組織だって戦っています。装備も優れているので、戦ってもウォーカーズに噛まれる心配はなさそうです。ミショーンとユージンは冷静に状況を見ています。群れは、数が多いことが分かり、武装しておらず、武器も取り上げられている状態のユージン達を先に行かせることをランスの隣で馬車を制御している兵士が提案して、ランスも同意します。

夜が明けて朝日が昇る先にスタジアムが見えてきました。もう直ぐだと言うランスに対して、ミショーンは、スタジアムの中にコミュニティーを作っているのかと聞きますが、ランスはコンサートやフットボールの試合のためだと答えます。フットボールだけでなく、野球、バスケットボール、サッカーもリーグがあると言います。コミュニティー規模が非常に大きいことを示唆しています。マグナが、コミュニティーの人数を聞くと、ランスは約5万人と答えます。コモンウェルスは、本当に信じられない程、巨大なコミュニティーであることが分かりました。

コモンウェルスに入る手前の所に、巨大な看板のボードを覆い尽くすように写真が貼り付けられているのを一同は目撃します。ランスは、行方不明になった家族の写真などを貼って、情報を求める人達のものだと説明します。ランスは、まだ朝早いのでボードを見てきたらどうだと提案します。ミショーンは興味を示しませんが、他のメンバーは、馬から降りて見に行きます。

皆が見入っているのを見て、ミショーンも馬から降りてボードの方に行きます。ユージンが、指を指して、見るようにミショーンに言います。そこには、雨などから守るために丁寧にビニールで包まれたミショーンの写真がありました。写真には、ミショーンが生き別れになっていた娘のエローディー(Elodie)から母ミショーンを探していますというメッセージが書かれていました。

写真とメッセージを見て、涙を流すミショーンで、175話は幕を閉じます。

174話はニーガンとマギーの話となったため、ユージン達の話は1話スキップしましたが、175話では全てがユージン達の状況の話となりました。コモンウェルスは、5万人もいる巨大なコミュニティーであることが判明しました。スタジアムでコンサートやスポーツのリーグ戦がおこなわれることから、ミュージシャンやスポーツ選手もいて、人々の仕事や社会の役割も完全に分担されているようです。

コモンウェルスは、これまでのリック達のコミュニティーネットワークとは、規模も常識も全く異なる新世界であることを物語っています。正にNew Worldだと思います。タイトルでは、New World Orderとなっており、コモンウェルスからの命令的な意味合いが含まれていることを示唆しています。

そして、最後にミショーンの生き別れになっていた娘からミショーンを探しているメッセージと写真から、娘がコモンウェルスにいることが分かりました。話はこれから大きく動いていきそうです。まだまだ、分からない、驚かされることも沢山でてくると予想されます。

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英語版ウォーキングデッド コミック 175話

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