ウォーキングデッド・コミック 原作 190話 “Storm The Gates” あらすじネタバレ・考察・感想

ウォーキングデッド コミック 190話 Storm The Gate 表紙 コミック あらすじ ネタバレ
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人気テレビドラマ「ウォーキングデッド」の原作コミック、190話の表紙は、コモンウェルスのダウンタウンの建物で火災が発生している光景を前に丘の上から人々が武器を持って手を上げているシーン。タイトルは、”Storm The Gates”です。

ネタバレ

パメラが率いる現政権に対する反乱を起こしたMercerから、助けてほしいと懇願されたリック。189話からの続きです。

「彼女(パメラ)はあんたに感じ良く接しているから、感じ良い印象を与えていると思う… 彼女はあんたに敬意を払っている… それは、彼女があんたが、彼女側の一人だと思うからだ。エリートだ。」

「あんたはエリートかもしれない… しかし、あんたは彼女とは違う。あんたは、人々のことを気にかけている。あんたは、彼女がどの様な人か見てきている。彼女が我々に着用させているこのユニフォーム(戦闘服) — それは、彼女にとって、使い捨てできる意味を持つものだ。」

「彼女達が俺達に行わせてきた事と俺の部下たちが限度を超える事を行ったことで、ここの人々は、我々を信用しくなっている。」

「しかし、彼らは、以前のやり方に戻ることも望んでいない。俺もそうさせない。… 変わらなければならない。

あんたは同意してくれることを分かっている。」

「だから、指導者になってくれ。我々はあんたを支持する。ここの人々を、あんたのところの人々を導いたようにしてくれ。」

「Mercer… 私は… 私はできない。」とリックは言います。

「私はかつてこのようなことを経験してきた。ここの人々は、私のことをほとんどしらない。彼らの前で、中途半端な演説をしただけだ。– そしてそれは、ガバナーミルトンのためだ。彼らは、街で私を見たことがあるかもしれない… 一つか二つの話題を聞いたかもしれない…

それでは、十分ではない。

状況は変わる… しかし、この様にしてではない。もっと時間がかかる。」

「そのような時間は、俺達にはない。」と厳しい表情でMercerは、リックに返答します。

コモンウェルスに戻る途中のユージンとステファニー

コモンウェルスに戻る途中のユージンとステファニーが、丘の上からコモンウェルスのダウンタウンから煙が上っているのを見ます。

「おぉ、神様。とうとう起こってしまったわ。」

「何が起こったんだ?何なんだ?」とユージン。

「私はコモンウェルス(の仕組みが機能していること)を信じているわ。でも、問題があることも分かっている。皆、全て分かっている。

ガバナーを失脚させよう、決まりを変えようという話は常にあった。」

「これは、そのことに違いないわ。だから、彼女(ガバナーミルトン)は、ガード達を呼び戻したのよ。」とステファニーが説明します。

「そうなら… これは良いことだ。それで… 良いんじゃないのかい?」とユージン。

「ダウンタウンに入ってみて、状況を調べましょう。」

Elodieを探すミショーン

「Elodie(エローディー)!」と名前を呼びながら、街中を走っているミショーン。ガードが立っています。

「マーム(Ma’am)!」(御婦人と言うような丁寧な呼び方)

「我々は、これらの道路を閉鎖する(安全を確保する)必要があります。直ちにご自宅にお戻り下さい。」

「私は、私の娘を探しているの。見つけたら、家に帰ると約束するわ。」

「私は別の道をこれから調べに行きます。– なぜなら、あなたがしたことに感謝しているからです。しかし、直ぐにして下さい。」

ミショーンがガード達の行いを弁護したことに感謝しているから、ミショーンの行動を見逃すという意味です。

ミショーンは走っていき、建物のドアをノックします。「ミショーンよ!開けて!」

銃を抱えた女性がドアを開けます。「Elodieは中にいるわ。こっちよ。」

建物の一室にミショーンが入っていくと、人々が銃を持って立っています。Elodieを持っています。

「何 — あなた達、何をしているの?!」とミショーン。

「私達は、戦いの準備をしているのよ。」と銃を持ったElodieが答えます。

「あなたは、何を–?!」とライフルを見ながら目を見開いて言うミショーン。

「それを私に渡しなさい!」と銃をElodieから奪い取ります。

「ちょっと!」とElodie。

「戦いに銃を持って行く時 — それは、たいてい、後ろから銃弾に撃たれることを意味する。

それは、あなたが死ぬことよ — あなた達の誰か — あなた達全員  — 誰だろうと関係なく… 誰かが死ぬ。」

「私は、このことで… あなた達を死なせない。」

「誰一人もよ!」

「おとなしくしていなさい!全員よ!私から何か言われるまで、このアパートから出るんじゃないわよ。分かったわね?!」と凄い剣幕でミショーンがElodie達にいいます。

Elodieは驚きのあまり無言です。隣りにいる黒人の女性もミショーンの迫力に圧倒されて、「Elodie — あなたのお母さんて、凶悪ね。」と言います。

コモンウェルスに向かうウォーカーズの群れ

ユージンとステファニーは、丘を下りながらコモンウェルスのダウンタウンに向かっています。

「待って — 静かに — あれが聞こえたかい?」とユージン。

「OH NO!」と後ろを見て言うステファニー。

ウォーカーズの大群が後ろからコモンウェルスに向かって丘を下って進んできています。

「私達が、彼らをこっちに引き寄せてしまったの?!」

「そんな訳はない — 我々は静かに進んでいた — 我々は見られていない。あの火事が始まったことに関連する何かによるものに違いない。

我々は住民達に警告するように伝えなければならない — 走るんだ!」

コモンウェルスダウンタウンの状況

「彼を建物の中に入れて、閉じ込めておけ。」とMercerがランスを捕まえた部下に命じます。「了解しました。」とガード。

「私を閉じ込める — 気が狂ったのか?!」、「このことは忘れないぞ!」とランスは捨て台詞を残します。

隣りにいるリックがMercerに言います。「パメラに伝令を送らせてくれ — 我々は、平和に交渉できる。この全てのことは、(話し合いで)解決できる — 君は一線をまだ超えていない。誰も死んでいない。

時間はまだある。」

Mercerは、目を閉じて無言です。

そこに「リック!」と横から声がかかります。

ユージンとステファニーです。ガードがユージン達を遮っています。

「彼らは、我々を通してくれないんだ!リック!」

「ユージン?」と驚いた表情のリック。

「その男を通してやれ!」とMercerが命じます。

「群れ(Herd)が来ている!」とユージンが言います。

「群れ(Herd)とは何だ?」

「大群(Swarm) — 大群なのよ!」とステファニーが言います。

herdは、同種の大きな動物(特に牛、馬、増など)の群れのことです。swarmは、昆虫(特にハチなど)の群れのことです。どちらも、人の群れでも使うことがあります。(ただし、あまり良い意味ではありません。)

「大群(Swarm)が近くにいる — どれくらい大きいんだ?!どれ位、近くなんだ?!」とMercerがユージンに聞きます。

「巨大だ — 少なくとも1000 — もっとのように見えた。」とユージンが答えます。

「街の境の所に丁度来ていたわ!」とステファニーが言います。

「どうして、そんな事が可能になる?!見張りはどこにいるんだ?!」とMercer。

「あなたを閉じ込めた時、– パメラは防衛のために、全てのガード達を街に呼び戻したのよ。」

「なんてことだ!」とMercer。

街中を銃を持って走るミショーンが、建物の脇にいるカール達を見つけて声をかけます。「カール?!」

「何処へ行こうとしているんだ?何が起きているんだ?」と驚いた表情でカールがミショーンに質問します。

「私もどうなっているのか分かろうとしているところよ。いつ、ここに来たの?」

「Siddiqが、ここの状況を調べるために行くことになった。 — 僕は、付いてくることにしたんだ。」カールはミショーンに合流して、走りながら話をします。

「絶好のタイミングね。」とミショーン。二人の後ろに、ダンテ、プリンセス、Siddiqもついてきています。

彼らは、前方にいるリックに出会います。

「ミショーン!カール!」

「来るんだ。急いで — 我々は建物の中に入らなければならない!」とリックが言います。

「なぜ — 何が起きているの?!」とミショーンがリックに質問します。

「群れが来ている — 道路をクリアにしなければならない!行くぞ!」とリックが、急いだ様子で言います。

「私はできない — 私は、Elodieと一緒にいなければいけない!」とミショーン。

「分かった。無事に行きなさい。」とリック。

「彼女と一緒に行くんだ!道路がクリアになっているように確保しろ。そして、途中で建物の中に全員入るようにするんだ。」とMercerがガード達に命じます。

建物の中に入ったリックたち。リックは、「全員、静かにして窓から離れているんだ。我々は見られないようにする必要がある。彼らは、我々がここにいると分からなければ、単に通過していくだろう。もし、全てうまくいけば、我々は単に待っているだけで済む。」と皆に言います。リックの後ろでは、ドアにMercerとガード達が木材でカンヌキをかけてています。

全員、建物中の広間の床に横になって休んでいます。リックとカールは床に座って、話をしています。「私は、もっと良い状況の中であれば良かったと思っているが、お前に会えて本当に嬉しいよ。」

「どんなことが、僕たちにとって『もっと良い状況』なのか怖くて考えられないよ。」

カールのセリフは、会えることがこの上もないことなので、会えたのであれば、それ以上はないという意味の英語の言い回しです。

皆、横になって静かにしています。

突然、大きな法螺貝の音が鳴り響きます。リックは驚いて起き上がります。

法螺貝を吹いていたのは、マグナです。中央の馬車にマギーが乗っています。ヒルトップとアレクサンドリアの武装部隊が一緒です。

「これで、ウォーカーズ達の注意を引くことができた。」とマグナが余裕の表情で、マギーに言います。

「皆、計画は分かっているわね!街から、彼らを引っぱり出すのよ!西に誘導する!群れが方向に向かって進みだしたら、円を描いて戻ってくるのよ。

行きなさい!Go! Go! Go!」とマギーが指示を出します。

馬に乗った部隊が一斉に前方に向かって走り出します。

Yumikoだけは残っています。「あなたは、私が行く必要ないってこと確かなの?」とマグナに聞きます。

「このサイズの群れでは、彼らは全てを街から引っ張り出すことはできないわ。私は、街の人達を組織だって動かして、残っているウォーカーズ達を片付けるのに、あなたの手伝いが必要なの。」

「はい。はい。」、「あなたは、単に私にそばに居てほしいだけよね。」と思わせぶりにYumikoは言います。

「その考えは、思い浮かんだわ。」と含みのある表情でマグナも答えます。

ランスが窓にへばりついて、感心した様子で外の様子を見ています。「彼らがやっていることは、機能している。デッドは、反対方向に動き出している。」

「窓から離れるんだ!ウォーカーズにお前を見られたら、彼らがやっていることが機能しなくなる。」とリックが、ランスを窓から離れるように諭します。

「なぜ彼ら(アレクサンドリアとヒルトップからの軍団)がここに来たのか分からない。しかし、彼らは私の仲間だ。あのホーン(法螺貝)は、我々の地域で群れを誘導するのに使っている。彼らは、何をしているのか分かっている。彼らは、街をクリアにするだろう。

我々が今必要なすることは、ここに留まって、静かにして、待つことだ。」とリックが隣にいるランスに話します。

そして、リックはMercerの隣に座ります。

「我々は、街からデッドを一掃して、そしてそれから何をする?」とMercerがリックに聞きます。

「我々は、ガバナーミルトンに戻ってくるように伝令を送る。そして、それから我々は、話し合いをする。」とリック。

「そして、もし彼女が話し合いをしたがらなかったら、どうする?」、Mercerが質問します。

「我々は、彼女に選択肢は与えない。」とリックは答えます。

建物の外にいるウォーカーズ達の数が減っていきます。

「そろそろ時間だ。かなり少なくなってきている。そして、彼らはほとんど動いていない。残っているのは、明らかに群れから外れた者たちだ。」と窓から様子を見ているリックが言います。

「よし、皆!武装して、準備しろ!」とMercer。

「彼らに主導権を与える。彼らの武装は、とても効果的だ。」とリックがカールに言います。

建物のドアを開けて、アーマーウェア(防護服)に身を包んだコモンウェルスのガード達が、Mercerを先頭に飛び出していきます。路上に残っているウォーカーズ達を倒し始めます。

続いて、リックを先頭にカール、プリンセス、ユージン、Siddiq、ダンテも外に出て、残っているウォーカーズを倒していきます。

場面は変わって、ミショーンが先頭で、Elodie達を連れて、建物の中から、外に出てきました。

「動き続けるのよ。そして、囲まれないようにする!私が見せたように — 刺して、動く!」とミショーンがElodie達に言います。

「おぉ、神様!、おぉ、神様!」と言いながら、Elodieがナイフでウォーカーの頭を刺します。

「対応できないのなら、終わるまで建物の中に戻っていなさい!」とミショーンは、バックハンドでElodieの前にいるウォーカーズを倒します。Elodieは驚いています。

ミショーン達はリックたちと合流して、路上に残っているウォーカーズを倒しています。

「コモンウェルスにようこそ。」とリックが言います。リックが言った方向には、馬車に乗ったマギー、荷台(後部座席)には剣を持ったマグナ、後ろにハーシェルを抱っこしたブリアナが乗っています。

隣に馬に乗ったYumiko。後ろには、大勢のアレクサンドリアとヒルトップ歩兵部隊がいます。

「それは… あぁ、良く見えるな。」とリックがマギー達を見て言います。リックの隣のMercerも、マギー達を見ています。

「マギー、どうして、やって来たんだい? 君は、カールと他の者達を我々の所に送ってきたことを知っている。しかし、その後で直ちにこれらの人々を連れてきたのか?」とリックは、マギーに聞きます。

「分からないわ。私はただ、悪い予感がしただけなの。多分。」

「君は予感したから、これだけ沢山の人を連れてここに来たのか?」

「ええ、そう言うことになるわ。」

「そうか、ありがとう。」

お互い少し含みをもたせた穏やかな表情で会話するリックとマギー。

「どうやら、あなたは私達は必要なかったようね。あなたは、十分すぎるほどの手伝いがやってくるわね。」とマギーが前方を見て言い、リックは後ろを振り返って見て、驚いた顔をしています。

前方からは、馬に乗ったパメラ、セバスチャンを先頭に武装した騎馬部隊と歩兵部隊が続いてやって来ます。

「あなたは、私がここで何が起こっているか分からないと思っているの?!あなたは、あなたのガバナーが、私に隠れて企みを企てていたことを見抜けないとでも思っていたの?!」と厳しい表情でパメラが前方に向かって言います。

パメラの隣にはアローンとジーザスもいます。アローンは少し驚いた感じ、ジーザスは冷静に見つめています。

「何?! 君は何について話をしているんだ?!」とリックが驚いた表情で答えます。

「リック グリムス、あなたは私に嘘をついた。あなたは、私を傷つけるようなことを避けるために — 助けるようなふりをしていた!」

「本当のところは、私をここから外に行かせて、あなたの兵隊をコモンウェルス内に引き入れるためだった。」

「あなたは、元々、Mercerと一緒に企んでいた。」

「それは、全く事実ではない!」

「私は、ただ単に、ここの平和を維持するために — コモンウェルスが一つにまとまった状態を保持するために取り組んでいただけだ。」

「嘘よ!」

「私は、これ以上あなたの馬鹿げた話に騙されることはないわ!」

パメラ達とリック達が対峙した状態になっている中、ジーザスとアローンはリック達の方に向かって前進していきます。

「お願いだ… 落ち着いてくれ。我々は、このことについて話し合うことができる。」

「あなたは、あなたの兵隊達と一緒にそこに立っている。そして、話し合いたいと訴えている?! Greenville の軍隊は私に付いている — そして、私達は、あなたのごまかしに我慢しない。」

「コモンウェルスの人々のために — 私達の未来のために — 」

パメラの顔がアップになります。

「攻撃しなさい!!」

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感想と考察、今後の注目点

前話189話の簡単なあらすじ

ローラとジョージの手伝いを得て、Mercerは牢から脱出します。コモンウェルスのガード達はMercerに従い、パメラ現政権に反旗を翻します。パメラの身が危険と考えたリックは、パメラのところに行きます。パメラ達は、身を隠すためにGreenvilleに行きます。

コモンウェルスの住民達は、Mercer達を支持しない態度を示したため、Mercerはリックに助けを求めます。

感想と考察

前回、Mercerから助けて欲しいと懇願されたリックがどの様な反応をするのかを注目点として挙げていました。本話の冒頭は、Mercerのリックへの懇願の続きで始まります。Mercerは、パメラの統治による政権は階級制度で選ばれたエリートには厚遇するが、ガードを含めて下の階層は使い捨ての扱いである。リックは彼女とは違って人々のことを考えていると述べ、コモンウェルスの人と社会を導いてほしいと頼みます。

しかし、リックはMercerの申し出を断ります。理由として、コモンウェルスの住民達はリックのことを良く知らないことを挙げています。そして、状況は変わるので、時間をかけて取り組むべきだと言います。Mercerは、そのような時間はないと納得していません。

リックは、Mercerの申し出は断りましたが、Mercerの考えや話も妥当なものであると理解している様子です。

ミショーンはElodieの所に行くと、Elodieは仲間たちと武器を持って反乱行動を起こそうとしているところでした。ミショーンが凄い剣幕でElodie達を抑えて、建物内に残って行動を起こさないように命じます。Elodie達はミショーンの迫力に圧倒されておとなしく従っています。

Elodieは、エリート層のミショーンと暮らしているので、現政権支持側につく可能性もあり、どちらの側につくのかというような描写も何度か登場しましたが、結局、友人達と行動を共にする態度を明らかにしたことを示しています。

ダウンタウン内の爆発によってウォーカーズの大群が街に向かって押し寄せてくることになり、リックとMercer達は建物内に避難します。ミショーンはリック達と一旦、合流しますが、Elodieの所に戻ることにします。

リックとミショーンの関係は、Dwightの件で大きな溝ができたはずで、非常事態とは言え、再びリックとミショーンが以前のようにやりとりしているのは、少し釈然としないところです。しかし、これから先のエピソードで再び取りあげられる可能性もあります。

リック達が建物内に避難して静かにしていると、外で法螺貝がなります。法螺貝を吹いているのは、マグナです。マグナとマギーがアレクサンドリアとヒルトップの戦闘部隊を連れてコモンウェルスにやってきたことが明らかになりました。

マギーは、嫌な予感がするのでコモンウェルスに行くべきではないかと悩んでいました(188話)が、直感を信じて戦闘部隊を連れて行くことを決意し、直ぐに行動したことが分かります。マグナもリックのことを心配していて、マギーの決断に直ちに同意して、コモンウェルスに行くことにしたことを物語っています。

戦闘が起こる可能性が十分に考えられる状況で、マギーが幼いハーシェルを連れて、コモンウェルスにくるのは、リスク管理の面では疑問の余地が大いにありますが、リスクを理解した上でマネージできると判断しているものと思われます。(ただ、戦闘が起こる可能性のある所に幼い子供を連れてくることは、問題があると思います。)

リックの周りには、様々な危機を共に戦い乗り越えてきた仲間たちがいます。マギーやマグナは、リックに頼まれなくても、不透明な状況に対して、自分で決断してチームを率いて行動するリーダーシップと判断力を持っていることを表しています。

マグナ達がウォーカーズの群れを街外に誘導し、残っているウォーカーズを一掃して、一段落した所に、Greenvilleの兵隊を連れてパメラが現れました。

パメラは、リックがMercerと共謀して彼女をコモンウェルス外に行かせて、その間にリックの武装勢力をダウンタウンに引き入れて、コモンウェルスを乗っ取るつもりでると非難します。

リックは、誤解だと言いますが、パメラは聞く耳を持ちません。そして、攻撃を命じたところで190話は終わります。

直ちに戦闘となるのか、リックが何かをして戦闘を止めるのか、予期せぬ第三者やコモンウェルスの住民が間に入って反乱するなど、何らかの割り込みが発生し、戦闘は中断となる可能性もあります。

今後の展開の見どころ、注目点

コモンウェルス/Greenvilleのガードを含めた内戦勃発するのか?

パメラの攻撃命令に従って、GreenvilleのガードがリックとMercer達に攻撃を加えた場合には、コモンウェルスとGreenvilleのガード間の戦いが含まれることになります。戦闘が銃を乱射するようなものになった場合には犠牲者が多数発生することは確実です。

パメラは攻撃命令を下しましたが、そのまま直ちに戦闘にならない可能性も少なからずあります。何らかの新たな事態が発生して、すぐに戦闘にはならない可能性は高いと予想します。

リックの行動

191話の表紙では、パメラ陣営とMercer/マギー陣営が対峙している前にリックが腕を上げて何かを言っている様子が描かれています。人々は、リックに注目しています。最近のコミックの表紙は、その話の中で実際に起こることとは少し異なる様に敢えて描かれていることも多くなっています。

パメラ陣営との戦闘に突入する前にリックが何らかの発言や行動をして、戦闘を止める可能性もあります。191話でリックがどの様な行動を取るのかも注目点の一つです。

ローラの動き

190話では、ローラは登場しませんでした。Mercerを救出後、ローラがどの様な行動を取っているのかは何も描かれていません。反体制の住民達を先導しているような可能性もあります。ローラが何らかの行動を起こすことは、ほぼ確実です。それがどの様なことなのかに注目しています。

武装住民の反乱勃発

Elodie達が武器を持って反乱行動を起こそうとしているところにミショーンが来たため、Elodie達の反乱行動は抑えられましたが、他の多くの住民も反乱行動を起こす可能性が高いです。

現時点では、コモンウェルスのガード、Greenvilleのガード、アレクサンドリアとヒルトップの戦闘部隊のみが街中にいて対峙している状態ですが、武装住民が反乱を起こす可能性は高いです。

武装住民による反乱がいつどの様に起こるのか、または、リックが反乱を未然に防止することができるのかも注目点のひとつです。

リックとミショーンの関係修復

ミショーンは、パメラを支持する立場、行動を取ってきました。ミショーンがパメラにDwightとリックのことを話したこと、そして話し合いの場にパメラを加えたことが、Dwightを失う理由となりました。リックは、ミショーンの行動を決して許さないと言い、その後の二人の会話からも、見解の差を含めて、大きな溝ができていることが描かれていました。(186話と187話)

状況が混沌とする中で、ミショーンはいつの間にか、パメラ側からリック側に戻って、これまで通り、リックと共に戦い、二人の関係は以前の様に戻るというのは不自然です。

ウォーキングデッド コミックは、登場人物の心理描写や人間関係などを巧みに描くのが特徴のため、リックとミショーンの関係について、再び取りあげられることがあると予想します。関係修復されるのか否かを含めて注目点の一つです。

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英語版ウォーキングデッド コミック 190話

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