ウォーキングデッド・コミック 171話 “Fear The Princess” あらすじ・考察・感想

ウォーキングデッド コミック 171話 表紙のプリンセス コミック あらすじ ネタバレ
ウォーキングデッド コミック 171話 : Fear The Princess

171話のタイトルは、”Fear The Princess”。表紙はマシンガンを構える女性新キャラ、プリンセスです。

ネタバレ

170話の最後で、Siddiqはユージンにロジータが愛していたのは自分だったと打ち明けました。171話は、二人の話の続きで始まります。

Siddiqの告白

「俺は、あんたの気持ちを傷つけないように、悪い話を知られないようにしてあんたを守っていると自分に言い聞かせていた。ロジータは、もういない。今、あんたに話すことは、状況を悪化させるだけだろう?しかし、俺は自分を守っていただけだった。俺は、あんたに俺がしたことを知られたくなかっただけだった。… 俺はこれ以上隠すことはできない。ユージン、本当にすまない。ロジータは、俺と愛し合っていた。彼女は、あんたから去るつもりだった。」

無言のユージン。そして、ロジータが言ったことを思い出します。

「私は彼を愛していない。彼は私を愛していなかった。バカだった。本当にバカだった。」

「君は間違 — 」、「彼女は…

「ありがとう。私に話してくれてありがとう。」

ロジータの相手は、Siddiqだったことが判明しました。ロジータはお腹の赤ん坊の父親を愛していないとユージンに言いました。しかし、Siddiqにその事を話すのは止めて、お礼を言いました。

Siddiqは、泣きじゃくりながら、「すみません。本当にすみません。彼女は、あなたがいなくて、寂しくなって、そして… 誰もあなたを傷つけたくなかった。」

「いいや。私の方こそすまなかった。彼女を失ったことは辛いことだと分かっている… しかし、君は誰にも言うことができなかった… そのことについて話すことはできなかった… それは、とても難しいことだったに違いない。」とユージン。

「そうです。… 」

「彼女は… 彼女は、本当に素晴らしい人だった。」とSiddiq。

「うん。彼女は… まったく男の趣味(好み)が良くなかった。」とユージン。

「はっ。は!は!」と泣きながら笑うSiddiq。「おぉ、神様…」と手で顔を抑えます。

ユージンは、Siddiqを優しく慰めるようにハグします。(ただし、目は少しうつろです。心ここにあらずと言う雰囲気です。)

ピッツバーグの街の端で未知の人物との遭遇

翌日、馬で移動中のグループ。ミショーン、マグナ、Yumikoが並び、少し後ろをユージンとSiddiqが並んで進んでいます。

「昨日はスムースな夜だった… そして、あそこの建物の中には沢山の物資が合ったに違いないわ… 出発する前に少し調査をすべきだったのではないかしら?」とYumiko。

「それは、使命(今回の旅の目的)ではないわ。私達は、人に会うのよ。時間が限られている。」

「はい。はい。それなら、帰り道にね。」とYumiko。

Siddiqは、横目でユージンを見ます。ユージンも同様に横目でSiddiqを見ています。

「OK … 止まって。」とミショーン。皆を前にして話します。「私達は街の端の所にいる。そこで、私は試したいことがある。もし、必要な場合は、出来るだけ早く走る準備をしておいてくれる…  良いわね?」

そして、ミショーンは、大声で「ハロー?!誰かいる?!」と言います。「ハローーーーー?!」

周囲を見渡しても、反応はありません。しかし、次の瞬間、グループの正面に、一人の女性が道の真中に立っていました。女性は、ライフル銃を持っています。女性はかけていたゴーグルを上に上げます。銃口を上に向けていますが、引き金に指をかけています。

「あなたは誰?そして、何が欲しいの?」とミショーン。

「エクスキューズミー?(失礼ね)叫んだのはあなたの方でしょ。私は、あなたが助けが必要だと思った。今、あなたは私が問題を起こしているかのように扱っている。(接している。)

私は、一年近く、生きている人にあったことはなかった。そして1年後に、初めてあった人は、たぶん、彼女は自分勝手な人の様だった。それで、こちらの話は終わりよ。」

「ごめんなさい。… えっと… 街は空(無人)の様に思えたの。あなたは、いきなり現れた。 — あなたは武装している — 私は、あなたが私達を攻撃しないことを確認したかっただけ。」とミショーン。

「もし、私があなた達を攻撃するのだったら、銃をこの様に持つわ。今、危険なのは、あなたの方よ。攻撃しているのはあなたでしょ。言い方を変えると… それ(いきなり現れたの)は挨拶のためで、必要があると思って、あらわれたのよ。しかし、それが準備ができていないということなの?

だから、私は攻撃していない… でも、今、今私は、あなた次第だと思っている。あなたは、私を痛めつけようとしているの?」

「もし、あなたが銃を私達に向けるのを今すぐ止めれば、私達は(攻撃など)しないわ。」とマグナ。

「あら、ごめんなさい。」と言って、銃を背の上に乗せます。銃口は上の後方を向いています。しかし、引き金には指をかけたままです。

「私の周りに人がいた時、私は本当に怒りっぽいと言われた。ごめんなさい — 本当に。 私は、すごく長い間誰にも会わなかった。私は、何を言って良いのかすら分からない。

本当のことを言うと、私は、あなた達が100%、本物だとは確信できない。あなた達は、本物?私は、幻の類をこれまでに見たことはない。でも、ご存知の通り、常に、全ての事は初めてがある。私が知らないことを、何か言ってくれる。ペンシルベニアの首都は?」

「ハリスバーグだ。」とユージンが答えます。

「全く。私はそれを知ってたかしら?知っていたと思う。これって、動揺するわ。」

「あなたは、ここで一人なの?」

「それを既にあなたに言わなかったかしら?私は、1年近くの間一人だったのよ。嫌なことにね。私は、本物の人と話すことに不安になっているのよ。私は、本当はもっと感じが良い。だから、これ(銃)を使わないのよ。」「黙っててくれる。」と起こった顔で女性は言います。

一旦、口に手を当てて、目を閉じた後、目を開けました。目は攻撃的ではなく、友好的です。口元も少し笑みをもらす表情になっています。

そして、左手を横に伸ばし、お辞儀をします。「私は、Janita Sanchez。でも、私は、Janitaと言う名前が大嫌いなの。プリンセスと呼んでくれる?」

全員、冷たい眼差しです。「お会いできて嬉しいわ。プリンセス。私は、ミショーン。こちらは、マグナ、ユージン、Siddiq、そしてYumikoよ。」

「なぜ『プリンセス』なの?」とYumikoが聞きます。

「『クイーン』は、私が年取って聞こえるからよ。」「私がここに来た時… 街の全てが空っぽの感じがした。そこで、私の所有(領地)として宣言した。私は、ピッツバーグのプリンセスなの!」

「黙っててもらったほうが良いかもしれない。ミショーン — 」とユージンが言います。

プリンセスは、ゴーグルをかけ直して、銃を構え、「あら… 街は、完全に空ではないわ。」そして近寄ってきていたウォーカーズの群れに向かって撃ちます。

ウォーカーズの群れは一掃されました。「私達は、今の音が更に多くの彼らを引き寄せる前に行く必要がある。」とミショーン。

「私もあなた達と一緒に行っても良い?」とプリンセス。

「No。」

「なぜ、駄目なの?!」

「私達はあなたを知らないからよ。」

「それだったら、私のことを知れば良いでしょ。私達は、一緒に旅をする間に、話すことができる… 知り合いになるのに良い方法が他にある?

私はとてもクールだと約束する。私のことを知りたくない?興味ないの?私は、あなたの旅のグループに役立つ追加になるかもよ。

私は、近所にある素敵な泳ぐ場所を知っているかもしれないわよ。」

「見て頂戴。分かったわ。信用問題でしょ?あなた達が私を知らないのは理解できる。そして、私はこのクレイジーだけど可愛いピンクのジャケットを着ている。そして、ちょっと古風でおしゃれなゴーグルをして、紫色に髪を染めている。なぜなら、人よりもヘアダイの方があるからよ。だからなの。

私は、人が周りにいない期間がすごく長かったので、ちょっと普通じゃないところがある。そして、多分、完全に変な風に見える。私達は、信頼を築くべきよ。クールよ。私もそうした。私も一緒の仲間になる。」

「私は、銃は渡さない。なぜなら、気が狂わない前に、私が誰かと話をしたいのと同じ様に必要なものなの。… 私もあなた達を信用できるのか分からない。だから、今の状況は — あなた達は5人いる。私のグループは私一人。だから、もし、私が問題を起こしたら、または、もし、私があなたの内の誰かを殺したかったら、私はかろうじて一人を倒すことができる。 — 他の人が私を殺す前にもしかしたらもう一人できるかもしれない。

それを試して行うには、死亡願望がなければならない。でしょ?でも、私は、長い間一人ぼっちでも生きてきた。その事は、私が生きていたいということを大いに証明しているわよね?」

「あなたは、いつもそんなに沢山話すの?」と少し驚いた表情で言うミショーン。

「違うわ。当然、そうではないわ。私は、話す相手がいなかった。」

「我々は彼女を監視できる… 問題はないんじゃないか?」とユージン。

「良いわ。」とミショーン。

Yumikoは、馬を降りて、「私の馬を使いなさい。私は、マグナとシェアする。」

「数ブロック先まで私に付いて来てくれる?私は、破棄したくない物があるの。服やちょっとしたものよ。」

「あなたがどこかに行くのに、私達に付いて来て欲しいの?銃を渡しなさい。そして、私達は、銃をあなたの頭に向けて後から行くわ。もしも、あなたが、私達を問題を与えようとしていたら — それで終わりよ。」

「それで十分。イェーシュッ!」

プリンセスを先頭に、5人は後からついていきます。ミショーンは、警戒しています。「私はこのグループの構成が本当に好きになってきたと言っちゃうわ。アジア系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人、アラブ系アメリカ人。沢山のハイフンがある。たった二人の男。ホワイトは二人だけ。」

マグナが怖い顔をして、「私はギリシャ人よ。あなたの言いたいことは何?」Yumikoも怒った目をしています。

プリンセスはあどけない目で、「あらそう。今、私はあなたのことをより良く見ることができる。オリーブ色の肌ね。あなたは美しいわ。私はただ、メキシコ系アメリカ人として、同じ数で構成されるのが良いなと言っただけ。」

ミショーンも険しい顔をしていますが、プリンセスは喋り続けます。

「私達は、全員、もはや少数民族ではないかもしれないわね?ふ〜、最近の少数民族は、『生きている』だけよね。あ〜あ〜、だれかそのことを以前言ったことがあるのかしら… 」

「掘り下げてみると、嫌な表現よね。でしょ?そのことについて考えたことある?私達は少なくなっている、だから彼らは私達を少数民族(マイノリティー)と呼ぶ。とても否定的に聞こえるわ。全ての人が直ちに使わないように作られたような様な言葉。沢山のもっと良い選択肢があるわ… 数が少ないのであれば、それはあなたを特別にさせる… そしてユニークにする。『スペシャルズ?』、『ユニークス』、両方とも凄く良い。そうでないなら、『レア』わどうかしら?それもクールよね。私の弟と私は、『レアリティーズ』になる。凄く良い感じ。」

後ろにいるミショーンが銃を構えて、プリンセスに向けています。

「何?」

「あなたの話は分かったわ。」

「私は、あなたに学んで成長する。そうする。あなたも分かるようになる。あなたは、私を好きになる。その銃を降ろすほど、私のことを好きではないの?」

無言のミショーン。顔は険しいです。

「試す価値はあるわ。」とプリンセス。

「後一寸先よ。私達は、もうすぐ着く。」

マグナが小さな声で、「警戒するのよ。この状況は好きではない。」とYumikoに言います。「私も同感よ。」とYumiko。

「着いたわ。」と言って、プリンセスは馬から降ります。

アパートのビル(建物)に向かって、「ボーイズ、生きている人達をご覧なさい!私は、馬を連れてきたわ!」と大声で叫びます。

「今いる場所から動かないで、止まりなさい!今すぐよ!」とミショーンが言います。

「彼らの手が、誰かの顔よりも先に見えたら、私は彼女の頭を吹き飛ばす!分かった?!」

プリンセスは驚いた表情をします。

ミショーンは周辺を警戒しています。

プリンセスが変な顔をして、笑いだします。「は!、は!、は!、は!、は!」左手でお腹を抱えて、右手はミショーンを指差し、下を向いて笑いながら、「私はただ、冗談を言っただけ!ここには誰もいないわ!」

「私の銃を持っていて。私は、すぐに戻ってくる。」と言って、建物の中に入っていきます。

ミショーンは不機嫌な顔をしています。

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171話について作者ロバート・カークマンのあとがき

本話のオープニングは、数ヶ月前に書いていたそうです。ピッツバーグは、George A. Romeroのホームタウンで、Night of the Living DeadとDawn of the Deadの舞台です。カークマンは、印象に残るDay of the Deadの始まりのシーンを、ミショーンに振り返らせて反応させるというアイディアを採用することを止めることはできなかったと書いています。プリンセスの紹介を、この方法で行うことは、この新しいキャラクターが、どれ程重要であるかを見せるのに適していると考えたとのことです。Day of the Deadを、iTunesで購入して(9度目の購入)、過去数年では初めて見たと綴っています。171話を読むとこれらの映画がどれほど影響を与えているかよく分かるそうです。George A. Romeroの映画が最初になければ、ウォーキングデッドは存在しないと書いています。

以下は割愛しますが、ロバート・カークマンとウォーキングデッドの作品に如何に大きな影響を与えたのかと、カークマンの思い出などの話が綴られています。

感想と考察

ウォーキングデッドのコミックは、1話の中に様々な登場人物と場所が登場することが多いです。しかし、171話は場所は、ミショーン、ユージン、Siddiq、マグナ、Yumikoのオハイオへ向かうグループが、途中で滞在したピッツバーグのみです。

171話の序盤は、Siddiqがロジータの話をユージンに告白するところでした。ユージンは、最初に聞いた時には、怒り気味でしたが、Siddiqの話を聞いて、態度に大きな変化が見られます。最後は、Siddiqを慰めています。Siddiqは、ユージンに大きな借りができた感じです。しかし、正直に話をしたことで、心の負担は和らいだと思います。

後半はプリンセスの独壇場となります。

ロバート・カークマンの後書きには、171話で登場したプリンセスが、今後のストーリーの中で重要な存在となると書かれています。興味深いです。

プリンセスは、これまでのウォーキングデッドに登場するキャラクターとは、タイプがかなり異なることが、今回のエピソードだけでも良く分かります。これまでの登場人物の中では、ニーガンが良くしゃべる方でしたが、タイプは全く異なります。ニーガンはアレクサンドリアから離れてしまったので、これからおしゃべりでも活躍するのかもしれません。😉

現時点で、全く情報を持っていない新しいコミュニティー(コモンウェルス)との接触にプリンセスも加わることになりそうです。

プリンセスのグループへの参加で、さらに波乱が起きそうな感じもあります。171話は、これまでの展開から、新しい展開への一つの大きな転換点となっているとも言えます。

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英語版ウォーキングデッド コミック 171話

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ストーリーを楽しみながら、英語に馴染む素材としたり、英語の勉強を兼ねて読むのも一つの選択肢です。その様な楽しみ方のサポートをできればと考えて、本サイトでも1話ごとのあらすじと感想、考察の記事を投稿しています。

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171話で使われている英語のイディオム

keep it down

Yumikoが、なぜプリンセスという名前で呼んでほしいのか?と聞いた所、自分が街に来た時に、空っぽだったので、ここは自分の領地と宣言した。私は、ピッツバーグのプリンセスだ!とプリンセスが言ったのに対して、ユージンが”May be we should keep it down. Michonne– ”と言います。

“keep it down” は、誰かに静かにしてもらうように頼むという意味です。

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