ウォーキングデッド・コミック 184話 “Eugene Tinkers” あらすじネタバレ・考察・感想

ウォーキングデッド コミック 184話 Eugene Tinkers 表紙 ユージン コミック あらすじ ネタバレ
コモンウェルスの傍に停まっている電車のエンジンを調べるユージン

184話の表紙は、停まっている電車のエンジンを調べているユージン。電車の車輪のところを見ているステファニー、警護するコモンウェルスのガード達です。タイトルは、”Eugene Tinkers”です。tinkerは、修理する、調整する、ある事柄について試すような作業をする意味です。ユージンの構想は、184話の中で紹介されます。

ネタバレ

街中で暴動が起こり、ガードと住民が衝突しています。

「これは… おぉ、神様… 」と驚くパメラ。リックやDwightも驚いています。

「我々に何ができる?」とリックがMercerに聞きます。

「このような事に対処したことはこれまでない — 俺に付いて来てくれ!」とMercer。

住民達にジェロームが、棒で叩かれています。「殺人者め!」と言って蹴っているひともいます。

「ジェローム!彼を助けなければいけない!」とエローディー。

「私がやる — あなたは走りなさい。行きなさい!」と言ってミショーンがジェロームの方に向かって走ります。エローディーも付いてきます。

「全く、駄目な子ね。エローディー!」

ジェロームを襲っていた女性をミショーンが抑えます。「あなたは、彼を殺そうとしている!一体どうしたの?!」

「彼は、あの男性を死に至らしめる暴行をした!彼は、これを受けるべきよ!」とミショーンに倒されながら答える女性。

ミショーンが棒を持つ男性の手を抑えます。

「なんだよ?!」と男性。

「あんたは、この怪物を助けようとしているのか?!」男性はミショーンを攻撃します。エローディーは、別の男性に抑えられています。「ママ!」

倒れたミショーンを男性が棒でたたきます。

「ミショーン!」とジェローム。

ジェロームが動いて、ミショーンをかばうように覆いかぶさります。エローディーは、「私を離して!」と言います。

ジェロームは、背中をバットで叩かれます。「ジェローム、あなた– 」と呼び掛けるミショーン。ジェロームは意識を失っています。「おぉ、神様… 」

ミショーンは、ジェロームの腰にあるナイフを掴みます。暴徒の攻撃は続き、ミショーンの額がきれています。

暴徒の持つバットに、Mercerの斧がつきささります。そして、その男をMercerが蹴り倒します。「配置に着け!」とMercer。

Dwightも火炎瓶を持った男性を攻撃しています。

リックは、倒れているショーンを見つけます。「ミショーン、神様– 」

そこにおびただしい銃の連射音がします。ガード達が、空に向けて銃を撃ちまくり、暴徒化した住民達も動きが止まります。

「この暴動は今、止めろ!」とMercer。住民達は、Mercerの迫力に怯えます。Mercerに蹴り倒された男が、「お前の部下が、アンソニー・キースを殺した。」と言います。

「そして、お前は無実の女性を攻撃した!我々は、これを徹底的に調査する。– 他者を痛めつけても何も解決しない!うつ伏せになれ。さもなければ、お前の頭を俺の斧でかち割るぞ。」

「あなた達は、運営者として私を選出した。私は今、戻った。そのことを私に行わせてもらうようにお願いするわ。」

「私達は、この混乱を片付ける。私達は、何が起きたのか調査する。私達は、通常の状態に戻す。」

「それが私のあなた達への約束よ。今すぐ、家に帰りなさい。」

ミショーンの法廷でのスピーチ

おでこに大きな絆創膏をはり、右目の下を腫らしているミショーンが、法廷で演説を行っています。

「ここに至るまでの経緯は、明らかな誤解があります。それが制御不能な状態にまで至ってしまった。二人の男との間での個人的な言い争いがありました。その内の一人は、コモンウェルスのガードでした。それが、肉体による衝突に発展して、他の者達も参加しました。

重傷を負った彼らの友人を助けに来た男達、これらの男達は、同様にガードでした。彼らは、状況をより良く理解すべきでした。しかし、行動を起こして、一線を超えました。

男は、極めて不幸な事故によって、死亡しました。 これらの責任を持つ男達は、暴動の際に重傷を負って、現在、生命の危機にさらされながら、病院のベットに横たわっています。私自身も、それらの攻撃を止めようとしたことで、怪我を負いました。

私は、ここで非常に短い時間しか過ごしておりません。… 私は、コモンウェルスの新住民です。しかし、幸いなことにこの場所が特別なものとなるために必要なことを分かるのに多くの時間はかかりません。我々は、信頼と決まりによって築かれたコミュニティーです。

この様な場所が存在する前の暗い時代のことを、我々全員、忘れることはありません。暴力が勃発した時、我々の身近な人の命が奪われた時、そのどちらでも、直ちにその事が思い起こされます。

ですから、この場所がどれ程重要なものであるかを我々全てが認識する。あまりにも重要であるため、それを失うリスクをとることはできない。このコミュニティーの街路で起きた暗い出来事を乗り越える。

本件についての責務を追うべき者達は、既に懲罰を受けています。反撃を行った者達(ガード達)は、この法廷で起こった出来事について再現を行うのではなく、住民達の信用を取り戻すことに注力する必要があります。

そのため、私は、要求ではなく、全ての訴えを取りやめることをお願いすることを提案します。そうすることで、我々は前に進むことができます。」

裁判官は、少し間をおいてから、「お話は承りました。カウンセラー。私は、これを法廷で争うか否かについて判断を行う上で、あなたの発言を考慮します。」と言います。

訴訟側のロイヤーが、「再度、発言を許可いただけますか?」と手を上げて裁判官に発言します。

「それは、ここでは機能しない。法廷は、解散する。」

ミショーンは、自信あり気な顔をします。

法廷スピーチ後のミショーンとリックの会話

ミショーンのアパートで、ミショーンは冷やしタオルで目の腫れを冷やしています。リックがミショーンに質問します。

「君に聞かなければならないことがある。君は、本気でその全てを信じたのか?それとも、平和を維持しようとしていたためなのか?」

「おぉ、ちょっと待って。」とタオルを抑え変えます。

「ほとんどのことについては同意しているわ。殆どの部分についてね。」

「それらの言葉の強力な説得力に圧倒されたよ。」

「この場所… エローディーと再会できて… あなたはまだ分かり、感じるまでに、ここで十分な時間を過ごしていないわ…

殆ど以前のように戻ったように感じる。確かに悪いところもある… けれども、良い所も沢山ある。

そして、私は、その良いところを維持するために魂を売った。」

「残念ながら、私は既にしてしまった。」

ユージンのプロジェクト

「これは、万事うまくいくかもしれない。」とユージン。

電車に向かって歩いていきます。「待って、何? 何が上手くいくかもしれないの?」とステファニーが聞きます。両脇にガードがいます。

「動力車を見てご覧。悪い状態ではない。単に長い期間使われていなかっただけだ。それは、再び動くようにできるだろうと言うことだ。できるだろう。」

「でも、なぜ?」

「君は冗談を言っているのだろう?」

「パメラは、我々のコミュニティーの距離について話していただろ。これは、それを解決できる。我々は、チームを送って、線路をきれいにする。必要な修理を行って、こことアレクサンドリア間のルートをセットアップする。我々は、物資を輸送したり、されたりできる。コミュニティー間を遥かに早く、そして安全に旅行することができる。それが、我々を共にすることに繋がる。」

「文明に一歩近づく事ができるようになる。」

「でも、あなたが話していることはとても巨大なことよ。巨大な作業が伴う。何年もかかるかもしれない。それをあなたはすることができると本当に思うの?」

「コモンウェルスには多くの人がいるだろう?イエス。これは、我々がすべきことだ。」

パメラとランスの会話

ランスのオフィスにパメラがいます。「ミショーンのスピーチは、何人かの人々を納得させ始めています。沈静化するまでには時間がかかると見込んでいます。彼女は、貴重な人材だと思います。」

「本当に、その様に思えるわね。」パメラはランスに背を向けて、窓を見ながら話しています。

「ランス、この様なことをどうして起こさせたの?」

「すみません。私は答えを持っていることを望みます。全ては、あっという間に起こったのです。それは、説明として充分でないのは分かっていますが — 」

「本当に説明になっていない。私は、あなたが平穏を維持できると信頼していた。人々は、ここで幸せよ。彼らが幸せでいることを維持することは、難しいことではないわ。私達は必要のあることを行う — 一体何! 冗談はやめて頂戴!」と怒りの目で窓の外を見て、歩き出すパメラ。

「何? 何ですか?」とランス。

街の後片付けを手伝うリック達

リックが、暴動で散らかっている残骸を拾って片付けています。MercerもDwightも一緒に片付けています。

「あなた何やっているの?」とリックを睨みつけながら、パメラが言います。

「ああ、手伝っているんだ。」

「それは分かるわ。あなたにはより良いことをすべきではないかしら?」

「そのようものはない。手を貸すことは、私ができる最低限のことだ。文字通りね。」と義手を持ち上げて言います。「君は、もっとすべき良いことがあるのかい?」

目を閉じて、顔をそむけてから、リックの傍でゴミ袋を持っていた女性に、「ないと思うわ。それを私に頂戴。」と言います。Mercerが、微笑んでいます。

皆で協力しあって、後片付けをしていると前からセバスチャンがやってきます。

「ママ、一体何をやっているんだ?」

「手伝いよ。そして、言葉に気をつけなさい。」

「あんたが手伝っている?それをやる人間がいるだろう?」

「ええいるわ。そして、それらの人々は、私達の手伝いが必要なの。私の手助け。あなたの手助け。それで、手伝いを始めたのよ。」大きな目で優しげに言います。

「馬鹿げている。俺はしない。俺がこれの原因ではないからな。」セバスチャンは向きを変えて、立ち去っていきます。

「なんだ、ありゃ?」とDwight。

「ええ、ここには何人かの個性的な性格の人達が確かにいるわね。」と思わせぶりに言うローラ。

「それが一つの見方だな。おまえは、ここの人達の状態を簡単に片付けすぎているんじゃないかと思う。俺が言いたいのは、あれを見てみろだ。」

建物上では、テーブルについて飲み物を飲んで、何事もないかのように普段どおり過ごしている人達が沢山います。

「奴らの後片付けをしているのに、やつらは意に介していない。気分が悪くなる。」

「ええ、ここの片付けが終わったら、あっちの片付けもすべきなのかもしれないわね。」と思わせぶりにローラが言います。Dwightも意を得たりと言う顔をしています。

Mercerとプリンセス

ベッドに横になっているMercer。プリンセスが立ち上がって着替えています。「ワォ、あれは私の人生で一番良かったわ!私の人生でいっぱい経験してきたけど。まあ、沢山ではないんだけどね。」

「気にしないで。私達は、どちらも大人よ。私は、沢山の人と沢山してきた。あなたも、沢山の人といっぱいしてきた。取り繕う必要はない。」

「ああ。俺は確かに沢山してきた。」

「もしかしたら、長い間してなかったからかもしれない。でも、そうは思わない。あれは、本当に素晴らしかった。私は、素晴らしかったと思う。違うわ。素晴らしかったのよ。

それで、どう思う?これは、軽い事かしら?私は、それで全く大丈夫よ。私は、真剣な事である必要はない。軽い感じでも大丈夫よ。私は、軽い感じの関係もうまくできるわ。

それで、軽いので行く?それを私は考えているんだけど… 」

「おれは、お前が話しているのを聞くのが本当に好きだ。」

「それで、軽い事以上?追求するわ。私は、それの方が良いけど。」

「軽いことでないのは確かだ。俺のスタイルではない。」とMercerは言って、プリンセスを引き寄せて、キスします。

「これは、ピッツバーグで一人でいるのより、本当に物凄く良いわ。私は、それを凄く嫌っていた。私の人生は、日々、少しずつ良くなってきている感じよ。

これはとてもクールだわ。」と言って、Mercerの頬に手を当てます。

Mercerは優しい目でプリンセスの手に手を乗せます。

リックとコモンウェルスの人との会話

リックが夜、コモンウェルスの街中を歩いています。前方から歩いてくる男女のカップルが挨拶します。「今晩は。」

「今晩は。」

「あなたは、東のコミュニティーから来た噂のリーダーですよね?私達は、あなたがここで毎日手伝ってくれているのを見ていました。私は、それにお礼を言いたかっただけです。」と女性が言います。

「私が来たところでは、全員が手分けしてやるんだ。」

「あなたのところには、もう2つ空きはありませんか?我々は、引っ越すことに興味があるかもしれません。」と男性。

アレクサンドリアは、この場所と比べると、遥かに望ましい所だ。私を信じてくれ。」

「分からない。表面上のことでは騙されない。」

「お会いできて良かったです。」と言って、立ち去るカップル。

リックが部屋のドアを開けて入り、明かりをつけようとした時、「リック。」と言う声がします。

部屋の奥の椅子にDwightが座っていました。

「全く、Dwight。君は俺を驚かせて、殺すつもりか?」

「これは、良い話ではないな。何がしたいんだ?」

「この場所は、良い感じに見えるのは分かる。しかし、おれが分かることは、あんたも分かっているに違いない。… あんたが分かっていることは、分かる。

ここの人々は、下層の暮らしをしている。首根っこを押さえる抑圧がある。そして、彼らは全員知っている。」

「おれは、この場所が好きだ。この場所の可能性が分かる。ここに到達するまでのことは、特筆に値する。ここの人々は前向きだ。彼らは、セイバーズのように壊れていない。おれは、ここで良いことができると思う。」

「あんたは、俺にセイバーズを指導して欲しかった。俺はできなかった。それはうまくいかないと知っていた。しかし、もし、あんたが俺をまだ信用してくれるのなら、おれは個々ですることができる。

リック、俺達はここの人々を救うことができる。俺達はしなければならない。」

「Dwight、お願いだ。ノーだ。とにかく、ノーだ。」

「『ノー』とは一体どう言う意味だ?」

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あらすじ感想と考察

コモンウェルスの街中で激しい暴動が起こっているのを見て、唖然とするパメラ。リックとDwightも驚いています。リックは、素早く、Mercerにどうするか尋ねます。Mercerは、このようなことが発生したことは過去にないが、付いて来てくれと言います。

ジェロームが、暴徒化した住民達に袋叩きにあっているのを、エローディーが見て助けなければいけないとミショーンにいいます。ミショーンは、自分が助けに行くので、エローディーはそのまま逃げろと言いますが、エローディーは付いてきます。

ミショーンは、ジェロームを殴っている女性を止めて、なぜその様なことをするのだと聞きます。女性は、ジェロームが男(アンソニーキース)を袋叩きにして死に追いやったので、報いを受けるべきだと言います。ジェロームが、アンソニーキースに暴行を加えたガードの一人であることを分かっていて、住民達は暴行していることが分かります。ミショーンは、続いて暴行を加えている別の男を止めますが、逆に男から反撃を受けてしまいます。棒で殴られるミショーンを見て、ジェロームが上に覆いかぶさるようにしてミショーンをかばいます。しかし、ジェロームは気を失ってしまいました。ミショーンは、ジェロームの腰に挿してあるナイフを手に取ります。しかし、暴行は続きます。ここでもし、ナイフを使ってミショーンが住民に反撃を加えていたら、ミショーンの立場は大きく異なっていたと思われます。

暴徒化する住民達をMercerとDwightが抑えています。リックは、倒れているミショーンを見つけてミショーンの所にいます。そこで、おびただしい銃声が鳴り続けます。極端なほど多量に銃を発射している描写があります。そして、反乱は沈静化します。Mercerが、険しい顔をして、この反乱は終わりだと言います。暴徒化していた住民は、皆驚いた顔をしています。男が、Mercerの部下がアンソニーキースを殺したと言います。それに対して、Mercer、だからお前は無実の女性を攻撃したのか!徹底的にこの件を調査する。他人を痛めつけて何も解決しない。と言います。男は黙ります。襲われた無実の女性というのは、ミショーンのことの様です。

ここで、パメラが登場し、コミュニティーを運営されるために自分は任命された。自分は戻ってきたので、その仕事をさせてくれと言います。そして、この混乱を片付けて、通常通りに戻す。それを約束する。家に帰りなさい。と言います。

Mercerとパメラの言うことは、もっともなことです。しかし、Mercerが言うように徹底的に原因を調査する。または、部下のガード達が一人の男に過剰な暴行を加えたこと自体も、本当におかしな事です。パメラは、自分が戻ってきたと言いますが、暴動の原因は、集団で暴行を行ったガード達は、拘束されることもなく、その後も、通常通り勤務を続けていたことも原因としてあると思います。ジェロームが、ガードの業務を続けていたことがその事を示しています。パメラがいたとしても、ガード達に厳しい処分を取らなかった可能性が高く、彼女がいてもいなくても、暴動は起こっていたと思います。

ミショーンは、顔を腫らして、片手を吊った痛々しい状態で、毅然とした態度でスピーチを行います。彼女の話の論理は、個人的な口論が暴力に発展した。その相手がガードで、怪我した仲間を助けようとしたあまり、数人のガード達が過剰な暴行を行ってしまった。それら過剰な暴力を行ったガード達は、暴動が発生した時に重傷を負った。既に報いは受けている。この様な暴力は、現在のコミュニティーに至る前の時代を思い起こさせるものである。ガード達は、住民の信頼を得るために注力を注ぐべきであり、暴行が起きたことについて法廷で述べ合うことは避けるべきだ。そして、全ての訴えを取り下げて、今後に向けて取り組むべきだと言うものです。

率直に言って、矛盾しているところがあります。ガード達が住民の信頼を得るべきことに注力しているのであれば、この様な事は元々起きませんでした。そして、起きた後も、暴行を加えたガード達が、通常通り、勤務を行っていたら、住民の信頼を得ることはできません。暴動が起きたことの大きな理由は、暴行を加えたガードは処分などはされずに通常通り勤務していたことにあります。さらに、暴動によって重傷を負ったからと言って、訴えを取り下げることは、ガードが暴行を加えたことについての原因の詳細な調査を放棄することになります。このことは、Mercerが暴徒化した住民達に述べたことと逆の状況になっています。

ミショーン自身も、元々、弁護すること自体を躊躇していたほどですが、暴動が起こっって、ジェロームやミショーンが怪我をしたことで、自分の立場を明確にしました。ミショーンのスピーチによって、体制側は思惑通り、ガードへの訴えを取り下げます。この様なやり方で、住民達の不信を抑えることはできないはずです。

アパートに戻ったミショーンにリックは、本当にその様なことを信じているのか、または、平和を維持するために言ったのかと聞きます。ミショーンは、ほとんどのことについてはそう思っていると答えます。ミショーンの態度や言葉から、本質的な所については、彼女は目をつぶることにしていることが伝わってきます。リックは、優しげではありますが、ミショーンのスピーチに圧倒されたと言います。

そして、エローディーと再会できて、この場所で過ごした楽しい時間を過ごすことができるようになって、以前の状態にほぼ近い状態になっている悪いところがあるのは認めるが、良いところが沢山ある。だから、私は自分の魂をその良い所に売ることにした。と言います。良い所に魂を売ると言うところに彼女の複雑な心境と覚悟が籠もっています。良い所に魂を売るというのも、都合の良い表現です。自分を納得させる意味もあると思います。リックも複雑な表情で話を聞いています。

ユージンは、ステファニーを連れて、電車の所にやってきます。ユージンは、動力車の状態を見て満足げです。ステファニーが質問すると、同録者は悪い状態にない。単に長い間、使用されていなかっただけだ。再び動くようにできると言います。そして、コモンウェルスとアレクサンドリア間の線路を補修して整備すれば、物資の輸送や人々の行き来が非常に早く、安全に行うことができるようになると説明します。壮大な計画ですが、ユージンは十分に実現可能であると自身を持って言います。

アレクサンドリアとコモンウェルス間を電車で結ぶことができれば、大きな変化が生まれることは確実です。人の交流もさらに活発になると思います。一方で、コモンウェルスが抱える社会的な問題にアレクサンドリアが巻き込まれるリスクもあります。今の時点では、ユージンは電車を動かすことに集中しています。

パメラはランスの事務所に行き、暴動が起こったことに対して、ランスを責めます。彼女は人々を幸せにさせておくことはそれほど難しいことではないと言います。しかし、人々の不満は蓄積されてきたものです。パメラはとても優秀な指導者ですが、下層の人々の気持ちはあまり理解できていないことを示しています。パメラは、ランスのオフィスの窓から、下でリックが住民達と一緒に片付けを手伝っているのを見て、怒って外にでていきます。

パメラは片付けをしているリックのところに行って、何をやっているのかと聞きます。リックは、手伝っていると言います。見ればそれは分かる。もっと良いことをすることはないのかとパメラは質問します。リックは、逆にパメラにより良いことはあるかと返します。指導者は片付けなどせず、指導者の仕事をすべきというのが、パメラの従来の考えですが、リックに言われて、考え直して、ゴミ袋を渡しなさいと傍の女性に言って、手伝いに加わります。Mercerは、してやったりという顔をしています。そこにセバスチャンがやってきます。今度はセバスチャンが、パメラと同じ様な質問をします。パメラは、人々は手伝いが必要だから、私も手伝っている。あなたも手伝ったらと誘います。セバスチャンは、そんなことはしないと言って立ち去っていきます。このやり取りは、皮肉なところがありますが、面白いです。

実際の所、片付けをしている人達は一部で、建物の上では何事もなかったかのように食事や飲み物を飲んで過ごしている人達がいます。これだけ大きな暴動となり、道も片付いていないのに、何もしない人達もたくさんいるのが、コモンウェルスの特徴です。Dwightは、そのことを指摘して、ローラは、道の片付けをした後で、コモンウェルスの掃除もした方が良いかもしれないわねと言い、Dwightも微笑み返します。

プリンセスとMercerは、カップルになりました。プリンセスは、カジュアルな関係でも大丈夫と言いましたが、Mercerはそれは自分のスタイルではないと言い、プリンセスは、さらに嬉しそうにしています。この二人は、かなり仲良くなりそうです。この二人が、今後のストリー展開にどの様に入ってくるのかが注目されます。

リックが街を歩いていると、前から歩いてきた見知らぬカップルが挨拶をしてきました。女性は、リックが他のコミュニティーから来た指導者にもかかわらず、毎日片付けの手伝いをしてくれていたことにお礼を言います。リックは、彼のコミュニティーでは、全員が行うことだと答えます。男性は、二人分、空きはないかと聞き、リックはアレクサンドリアは、遥かに望ましい場所であることを請け負うと言いますが、男性はあまり興味を示しません。

コモンウェルスの場合、上のクラスになればなるほど、現状に満足している人は多くなると思います。逆に下のクラスになればなるほど、不満も鬱積していることはほぼ確実です。その様な、いびつな社会構造は、とても危ういものだと思います。コミュニティー間の交流が始まれば、下層の人はアレクサンドリアに行きたがる人が多いと予想されます。下層の人がコモンウェルスから流出すれば、コモンウェルスの産業や社会は機能しなくなっていくことは確実です。そうなった場合、両コミュニティー間に軋轢も生じてくると思います。そのようなことは、リックやユージンは、今の時点でも既に気付いているはずです。

リックが部屋に戻ると、Dwightが待っていました。リックは、Dwightが良くないことを考えていると察します。Dwightは、コモンウェルスは、見た感じは良いが、自分が思っていることと同じ様にリックも分かっていると言います。人々は、抑圧されているとDwightは指摘します。そして、Dwightはこの場所が気に入ったこと。可能性がある。ここの人達は、セイバーズとは違って、前向きである。自分はここで良いことができる。リックが、自分をまだ信用してくれるのであれば、ここの指導者に自分がなると言います。これは、本当に踏み込んだ発言です。そして、Dwightは直ちに行動しかねないところがあります。リックは、お願いだから止めてくれと言いますが、Dwightはノーとはどう言う意味だと聞き返します。

これまでも、Dwightが過激な行動を取ろうとする時、リックは抑えてきました。Dwightもリックに止めろと言われれば、普段は止めるのですが、今回は従う様子ではありません。それだけ、Dwightはコモンウェルスを気に入っていて、自分が指導者になれば良くなると思っているということを表わしています。

暴動は一旦、収まりましたが、Dwightが過激な行動を取りそうで、不安定な状況になってきています。

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