ウォーキングデッド・コミック 161話 “The Whisperer War Part 5 of 6” あらすじ・考察・感想

ウォーキングデッド コミック 161話 表紙のベータ コミック あらすじ ネタバレ
ウォーキングデッド コミック 161話 : The Whisperer War Part 5 of 6
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161話の表紙は、上部に苦悩する表情を浮かべるマギー、ヒルトップ・コミュニティーを代表する丘の上のBarringtonハウスが燃えて人々が逃げ出している背景が描かれ、下部は素顔のベータです。

あらすじ

160話は、リディアを迎えに来たというウィスパラーズの男を「私の家はここよ!」と言って、リディアが撃つシーンで終わりました。161話は、そこからの続きで始まります。

眼の前にいたウィスパラーズの男が後ろ向きに倒れます。正面から次々にウォーカーズがリディアに向かってきます。リディアは持っている中で目の前のウォーカーズを撃ちますが、ウォーカーズの群れが彼女を取り囲んできました。

ハーシェルとソフィア

「私があなたを抱っこするから。私達は大丈夫よ。」とハーシェルをベッドから出して抱き上げるソフィア。「動かないでね。私がここから外に連れて行ってあげる。」

マギーとカールが部屋に入ってきました。

「ソフィア!」

「私はここよ!ハーシェルを抱えている!私達は大丈夫よ!」

「私達は今すぐ出なければだめ!」

「彼を包んでおいた — 外に出られる方法はある?」

「今ならね。私についてきて。」

「俺は行かない。家に誰も残っていないか、俺は他の人を探してみる。」

「あなたは正しい。しかし、だめよ。カール、あなたはハーシェルを連れて、ソフィアとここから外に出なさい。私が、すべきよ。」

「俺に議論するな。あんたは、もっと重要だ。時間がない。早く行ってくれ。」

「カール、だめよ」とマギーは言いますが、カールは家の中を探しに行ってしまいます。驚いた顔でカールの行く方向を見ているソフィア。

カールは、ドアをドンドン叩いて、「火事だ!起きろ!」と言うと、中から人が続々出てきます。「ありがとう!」「急いで行け!」

「火事だ!外に出ろ!」「行け!」とカールは人々を誘導します。カールが先頭になり、後から人がついてきています。「見えない。」と後ろの男。「左側の壁をつたっていけば階段がある。そこまで行けば、ドアが見える!」「ありがとう!」

通りかかったドアの内側から「助けて!」と言う声がします。「今行く。」とカールはドアを開けます。

「彼女は息をしていない!」と少年。「彼女を持ち上げるのを手伝ってくれ!」

「俺達で、彼女を外に連れ出す。行くぞ!」「ありがとう。」

「カール?」と女性が意識を取り戻します。「俺達はここから外に出る。」

軋む音がします。「何だ?」「行け!」とカールは少年と女性の背中を押します。次の瞬間、天井が焼け落ちて吹き飛ばされます。少年は「カール!」と言って咳き込みます。そして、母親が火に包まれそうになっているのを見つけて、「母さん!こっちだ。行かなければダメだ!」と手を取って連れて行きます。

カールは倒れています。咳き込むカール、苦しげです。意識朦朧の状態で這いながら進みます。そして、意識を失って目を閉じてしまいます。

建物の外に飛び出す人々、マギーもいます。「私達は外に出た — あなたは大丈夫よ。」

「ハーシェル」と言ってくるまれていた毛布を広げます。「マミー!」とハーシェルが怯えた顔で言います。ハーシェルを抱きしめながら「怖がらなくて大丈夫よ。私達は−−」と言いかけたところで、拳銃を持っているソフィアを見て「あなた何を–?!」と言いかけたところで、ソフィアが向かってきたウォーカーズを撃ちます。

いつの間にかマギーの側にダンテが現れ、「下がるんだ。奴らは俺たちを取り囲んできている!動け!」

ダンテはマギーの手を持って立ち上げさせて、「動き続けるぞ!」と言います。

リディアは剣を持って戦っています。横からナイフを持ったウィスパラーズが声をかけます。「お前は、彼らのために戦っているのか?奴らのやり方を信じるのか?」

「私は、あなたの言うことは聞こえない。」と目も向けずにリディアは言います。

「お前は裏切り者だ!」と言って襲ってくるウィスパラーズの男の攻撃を躱して、「私は動物のように生きたくない!」と言って男の肩を刺します。「私は動物よりも良い。私達全てそうよ!」「ええ…私達のほとんどは」と言って、男を倒します。

「皆、固まって!」とハーシェルを抱えたマギーが言います。隣にはダンテ、「動き続けろ!俺たちは、再ど集まって、奴らをもう一度数を減らす!」といいます。後ろには、刀を持った男達もいます。

「待って!カールはどうなったの?!」とソフィア。

「カール… 彼… 彼は、ジョニーと私を外にだすのを助けてくれた。でも… 」

「でも、何?!何が彼に起こったの?」

「すまない。」

意識を失ってうつ伏せに倒れているカール。周りは火に包まれています。

必至の形相で這いながらカールに近づいていくアローン。「私(の傷口)を留めているステッチを君のためにぶっ飛ばしてやる –」と言いながら、カールを掴んで動かしています。そして、椅子を投げて、窓ガラスを破り、カールを外に出して、自分も外に出ます。

外にいた男(アレックス)が、「アローン!彼は息をしているか?!」と聞きます。

「分からない。」「彼を地面に寝かせろ。」「君が100%(万全)の状態でないことは知っている。– そして、君の担当医師として、安静にしなさいと通常であれば言う。しかし、私を何者からも殺させるな。」「医者の命令だ。」

刀を持つアローン。「お手柔らかに頼む — 俺はまだ最後に(ウィスパラーズ達に)会った時から回復途中だ。」と言いながら、ウォーカーズを倒しています。

アレックスはカールに人工呼吸をし、「カモン。カモン。」と言いながら、蘇生を繰り返しています。奴らの弓の部隊は散り散りになっている!奴らを倒せ!」とダンテ。ソフィアも参戦しています。

ヒルトップ内は全て火に包まれています。火に包まれる中で、人々とウォーカーズの群れが対峙しています。戦っている人々のコマが一つ一つ描かれています。

「前にこさせるな。陣形を維持しろ。俺たちが力を合わせれば、できる!」とダンテ。

「もう、感じなくなっている。僕はこれ以上できない!」と弱音を吐く少年。

「こいつら全てデッドに見える — 全てのウィスパラーズはいなくなったのか?」と戦いながら聞く男。

「誰も見えない。私達は勝ちつつある。彼らは、多分既に逃げた — 再編成しているかもしれない。」とリディア。

「元気でやってるよ。先生。大丈夫だ。」とアローン。

「群れの切れ目が見えるわ — 彼らは減ってきている。後少しよ。」とソフィア。

「もう大丈夫だ。ゆっくりと息を整えて呼吸するんだ。君は大丈夫だ。君はもう良くなっている。我々は全員、大丈夫だ。」とドクター・カーソン(アレックス)。

「死ね!死ね!」とマギー。

そして、燃え上がる建物の前で、「イェイ」と言うマギー。足にハーシェルがしがみついています。全て片付いた様です。「私達は勝った。」と放心状態気味の表情で言います。

ベータ

脇を押さえながら歩くベータ。唸り声を上げて倒れかけます。「ベータ!」とそばにいたウィスパラーズのメンバーが駆けつけて体を支えます。「俺に行かせてくれ!おれは強い。俺は一人で歩くことができる。」、「分かりました、ベータ。」

ビンセントに状況を聞くリック

アレクサンドリアの一室で、リック、テーブルを挟んでビンセントが座っています。後ろにヒースが立っています。

「パトロール中に、道の途中で彼を見つけました。」とヒース。

「ビンセント、全てを私に話してくれ。」とリックが言います。

「彼らに助けを求めました。… 彼らは拒絶しました。 彼らは我々を助けるつもりはないと言いました。そして、彼らは私の馬を奪ったのです。」

「ピアスをしているTara…馬を返したいと言って、彼女が我々を追ってきました。彼女は、我々のキャンプとの問題を心配しているようでした。」

「それは、少し遅いと言える。これは、全てとても懸念すべきことだ。」と思案げに言うリック。

キングダム

「ウィリアム!ウィリアム!」と言ってタイラーが建物内の廊下を走ってきます。

「タイラー、何が起こった?」

「マーティンがパトロールから帰ってきました。彼は、群れを見た。ウィスパーズかどうかは見分けることができなかった。彼は、群れを追跡していくとヒルトップに行った — 彼らは、現在攻撃を受けています!」

「皆を出来るだけ早く集めるんだ!」とウィリアムが指示を出し、タイラーは走っていきます。

マグナグループ

コニーが腕をウォーカーズに噛まれたようです。「お願い、手遅れになる前に、私を助けて。」と頼みます。ケリーは、呆然とした表情で、「俺にはできない。俺にはできないよ。」と言います。YUMIKOは、目から涙をこぼして無言です。「私がやる。」とマグナ。

噛まれた手首の手前からコニーの腕を斧で切断します。叫ぶコニー。ケリーは支えながら、「神様… 神様… 神様!」と言っています。

「私達は、出血を止めなければならない!急ぎなさい!ケリー、邪魔はしないで!」とマグナ。「すまない。本当にすまない。」とケリーは謝ります。「あなたのせいじゃない。私が噛まれた。」とコニーが脂汗を出しながら言います。

「とにかく休みなさい。コニー。あなたは大丈夫よ。」とマグナ。

Dwight達前線部隊

撤退地点でキャンプしているDwightの舞台。ニーガンは、離れた場所で、折れたバットを見つめて座っています。

ニーガンの横に立っているDwightが、「お前は俺を不快にさせる。」

「11時のニュースだ。俺になにかお願いがあるのか?」

「20フィート(約6メートル)も離れていない所にいた女性が腕を失った。そして、おまえは… お前は、木の欠片に向かって泣いている。」

「どのように彼女を象徴しているか、彼女がどれ程大切か、お前には決して分かることはない。」と涙を拭きながら言うニーガン。

「お前が説明したことをまともに受け取ることはない。」「お前は頭がおかしい。」と言って、背を向けて立ち去るDwight。

戻ってきたDwightに、「ボス、計画は何?」とローラが聞きます。「計画?俺たちは生き残った。奴らは、生き残らなかった。日が昇ったら、我々は家に帰る。」

苦しみに耐えるコニー、そばに寄り添うケリー。苦悩の表情を浮かべるマグナ。

落ち込んでいるニーガン。

疲れた表情のジーザス。

遠くから、キャンプの様子を見ているベータ達。「奴らを見て下さい。彼らは、既に勝利したと思っています。」と隣のメンバーの男が話しかけます。

「彼らは勝利していない。…」と自信ありげな目をして、言った後、「勝利したのですか?」と驚くように聞きます。ベータの表情は変わりません。「NO」と答えます。

「俺が立ち上がるのを手伝ってくれ。俺たちはキャンプに戻らなければならない。これを終わらせる時が来た。」両脇をウィスパラーズの男達が支えて、ベータは立ち上がります。

ユージン

銃弾を満載した馬車を前にユージンと男が話しをしています。

「あなたは、本当にこれを今晩アレクサンドリアに運んでいくのですか?」

「そうだ」

「正気の沙汰ではない。今は、真夜中です。私達は、積み込んだばかりだ。分かりますよね?行く準備はできている。あなたは、明日の朝一番に出かければ良い。・

「私あh、これを外に残して誰かに見つけられることはできない。我々は戦争中だ。できれば、明日の朝までにこれを下ろして、手渡すようにする。」

「戦争は、あちらで起こっています。少なくとも、こちらではまだです。本当に多量の銃弾のために、本当にあなたの命をリスクに晒すつもりですか?」

「君は分からないと思う。この『多量の弾』だけが、我々が貢献できる価値あるものだ。文字通り、我々ができる全てだ。これが、我々が暮らす権利を与える。これらの銃弾を提供して、彼らが必要とする所に持っていくことを可能にすることが私が生活するためにしなければならないことの全てだ。それが我々の使命だ。

安全でなくても。生き続けていなくても。それ以外はない。それだけだ。」

「あちらの人々は、我々のために命を失っている。彼らが必要なものを届けるために死ぬのであれば、本懐だ。そうでなければ、我々は何者だ?」

リックとアンドレア

リックとアンドレアがテーブルで向かい合いながら話し合っています。「セイバーズ」、「どういう意味?」。

「Tara、シェリー… ジョン、マークですら。君がセイバーズと認識できる誰であっても… 君があのベルタワーでウィスパラーズの見張りをする時、彼らについても見張ってくれ。」

「状況はそんなに悪いの?」、「恐らくそうだ。」「それよりも更に悪いかもしれない。」

「そんな。」と驚いた表情で言うアンドレア。「悪化すると、さらに悪化する。我々ができることは、備えることだ。」と言ってリックは、コーヒーを飲みます。

「いつになったら、気軽に生活できるのかしら?」

「生活が気楽になった時がこれまでにあったか?」

「OK。良いわ。少しでも気楽になる。」とカップを口に近づけながら、アンドレアが言います。

「少しでも気楽になる。そうだね。私も本当に少しでも気楽になりたいよ。」とリックはアンドレアを見て言います。アンドレアは目を閉じて、黙ってコーヒーを飲みます。

サンクチュアリ

Taraがサンクチュアリに馬に乗って戻ってきました。ジョンが迎えます。

「シェリーはどこ?」とTaraは馬から降りながら、聞きます。

「中にいる。行きな。俺が馬の面倒をする。」

「ジョン、ありがとう。」

Taraは、建物の中に入って、シェリーの部屋のドアから声をかけます。「まだ、起きている?」

「ええ。あなたを待っていて起きていたわけではないわ。随分、長かったわね。遠くから歩いて帰らなければならなくなったの?」

「彼らは、受け取らなかった。私は心配している。」

「何について心配なの?私は、あいつらが好きじゃない。しかし、これは… 大きなリスクよ。私達は、奴らの馬鹿げた要求を飲む必要はないわ。でも、彼らが助けが必要なら、私達がどう考えていたか彼らが知らなかったとしたら、悪いことではないわよ。」

「ちょっとそれは既に遅すぎるわ。」

「私は、彼らがウィスパラーズにどれだけ対抗できるかわからない。私は心配している。」

「Tara、お願い、私に完全にはっきりとさせて頂戴。」

「私はリックグリムスを信じている。」と凄く怖い(邪悪な感じの)表情でシェリーは言います。

「彼らは勝つことになるでしょう。困難かもしれない。沢山の人が死ぬかもしれない。しかし、彼らは勝つ。それが、リックグリムスがすることよ。そして、全てが終わった時、全てのウィスパラーズは死んでいる。そして、リックと彼の仲間は疲労して、弱くなっている。私達は、残っているものを何でも奪い取る。」

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感想と考察

ウィスパラーズの攻撃を受けて、ヒルトップは当たり一面火の海です。そして、ウォーカーズの大群とウィスパラーズが侵入してきて、大混戦状態となっています。リディアは、ヒルトップの住人として全力で戦う決意をして、ウィスパラーズを倒しました。リディアの行動は、リディアを連れ帰って、アルファの後継とする期待を持つウィスパラーズにとっては、大誤算となる皮肉な状況となっています。

火が付いて燃え始めているBarringtonハウス内にいるソフィアとハーシェルを助けに、マギーとカールは建物内に入ります。部屋に二人が入った時、ソフィアは丁度、ハーシェルをベッドから出して毛布に包んだところでした。ソフィアとハーシェルを連れて、直ぐに外に出ようとするマギーに、カールは建物内に残っている人達がいるか確認して来ると言います。この様な状況の中で、カールは他人の事を考えているところは凄いところです。建物内に残っている人の確認は、カールでなく、マギーがするとマギはー言いますが、カールは先に行ってしまいます。カールは行動力がとてもあります。

建物内には、まだ多くの人が残っていました。カールの判断と行動によって、助かった人も少なくないと思います。そして、ドアの内側から助ける声を聞いて、カールがドアを開けると、ブリアナが倒れていて、ジョニーが彼女は息をしていないと言います。カールは素早くブリアナを連れ出すと言って、ジョニーと二人で彼女を起き上がらせて運び出します。ブリアナは意識が回復します。しかし、廊下の途中で天井が焼け崩れてしまいました。カールが異音を聞いた時にブリアナとジョニーを押し出したため、二人は無事でしたが、カールは倒れてしまいます。ジョニーはブリアナを連れて脱出しますが、カールは倒れたままです。カールは、必至に起き上がって、這いながら進みますがあ、途中で意識を失ってしまいます。

マギー達は無事に外に出ることができましたが、外にはウォーカーズとウィスパラーズがいます。ソフィアが直ぐに拳銃を手にとって、近くにいたウォーカーズを倒します。ソフィアも状況判断力と行動力があります。ソフィアも成長してきていることが分かります。

ダンテは直ぐにマギーの傍に来て、戦っています。戦っている男達への指示もして、統率を取っています。

リディアの所に再びウィスパラーズの男が来ました。男は裏切り者と言いますが、リディアは動物のような暮らしはしたくない。自分は、人として文化的に暮らしたいということを言いながら、ウィスパラーズを倒します。

リディアはウィスパラーズが攻撃してきたらもうだめになると諦め気味のことをカールに言っていましたが、実際にウィスパラーズが攻めてきて、戦っている状況の中では、諦めず、強い覚悟を決めて戦っていますカールと出会い、ヒルトップで暮らしてから、大きな心境の変化がリディアに起きていることが伝わってきます。

戦っている状況の中でも、ソフィアは、カールのことを気にしています。ソフィアは、カールに特別な想いが強まってきているように感じられます。カールは意識を失った状態のままです。既に周りは火と煙で覆われています。もはやこれまでと思われる状況でしたが、アローンが助けに行きます。自分の命を危険に晒してでも人を救出したカールを、同様に非常に危険な状況で、大怪我から回復途中のアローンが身を挺して、カールを救助するところは、素晴らしいです。

アローンがカールを連れて建物から脱出すると直ぐにカーソン医師(アレックス)がやってきてカールの蘇生を開始します。アレックスは、アローンがまだ万全の状態ではないことを承知の上でと断って、自分がカールの蘇生を行っている間、誰も彼を殺させないようにしてくれと、アローンに頼みます。アローンは、すぐさま周囲にいるウォーカーズと戦い始めます。

157話では、ジーザスとアローンがくっつきそうな雰囲気がありましたが、その後の流れから、アレックスとアローンが意気投合しつつあります。カールとリディアとソフィアの3角関係に加えて、アローンとアレックスとジーザスの3角関係も発生する可能性を示唆しています。

戦況は、徐々に収束に向かっていきます。ウォーカーズと戦いながら、ウィスパラーズの姿が見えなくなってきていることに気付きます。ウォーカーズの数も減ってきています。そして、残っていたウォーカーズ達を一層して、ようやくヒルトップでの状況は終結しました。

カールは、アレックスの蘇生によって、無事に意識を取り戻しました。特に怪我や後遺症などの問題はなさそうです。

ビンセントからサンクチュアリの対応を聞いたリックは、懸念を強めています。

キングダムでは、ウィリアムがウォーカーズの大群がヒルトップを攻撃しているとの連絡を受け取ります。

マグナのグループのコニーが戦闘中にウォーカーズに噛まれてしまい、仲間たちは動揺しています。助けを求めるコニーにケニーは自分にはできないと言いますが、マグナが私がやると言って、コニーの噛まれた手を切断します。マグナは、状況分析力、判断力、行動力に優れたグループリーダーだと思います。

バットが折れてしまったニーガンは、本当に落ち込んでいます。バットはニーガンにとって、本当に大切な存在だったことが分かります。しかし、落ち込むニーガンに対して、Dwightは一切同情せず、気が狂っていると言い捨てます。

Dwight達は、日が明けたら、アレクサンドリアに戻る予定です。しかし、Dwight達のキャンプをベータ達が様子を伺っています。ベータは、まだ十分に回復できていませんが、戦争で負けたとは思っておらず、全てを終わらせるためにキャンプに戻ると言います。

場面変わって、製造した多量の銃弾を馬車に投資したばかりのユージンが製造所の男と会話しています。男は翌朝一番に出発することを勧めますが、ユージンは直ぐにアレクサンドリアに届けるために出発すると言います。深夜に馬車でアレクサンドリアに向かうのは危険が伴います。しかし、ユージンは銃弾をアレクサンドリアに届けるのは、刻一刻を争うことだと考えている様子です。

多くの人は、戦争が収束しつつあるように考えている状況の中で、ユージンは全くそうは思っておらず、これからさらに大きな戦闘が起こり、多量の銃弾が必要となると予想していると思われます。

アレクサンドリアでは、リックがアンドレアにセイバーズに不穏な動きがあり、警戒が必要であることを話しています。場合によっては、さらに悪い状況になる可能性もあるとあアンドレアに言います。

Taraがサンクチュアリに戻って、シェリーと話をします。シェリーは、ウィスパラーズとの戦争は、リック達が勝つと予想しています。そして、ウィスパラーズとの戦いが終わった時、疲労しきったリック達を襲って、アレクサンドリアを乗っ取ることを考えていることを打ち明けます。

セイバーズの不穏な計画と動きがある中、いよいよウィスパラーズとの最終決戦が始まります。

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英語版ウォーキングデッド コミック 161話

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Kindle版は、1話単位で購入できます。価格も比較的廉価です。

ストーリーを楽しみながら、英語に馴染む素材としたり、英語の勉強を兼ねて読むのも一つの選択肢です。その様な楽しみ方のサポートをできればと考えて、本サイトでも1話ごとのあらすじと感想、考察の記事を投稿しています。

英語版のペーパーバック、またはKindle版を入手して、本サイトの記事をコンパニオンとしてご利用頂ければ、幸いです。

161話で使われている英語のイディオムと用語解説

when it pains it roars

リックがアンドレアと話をしている時、救援を拒否し、ビンセントの馬を奪ったセイバーズに懸念をしていることを伝えて、状況はさらに悪くなるかもしれないと言って、アンドレが驚く反応をした時に、”When it rains, it pours.”と言います。

「何か悪いことが起こった時、同時に別の悪い事が通常起こる。」と言う意味のイディオムです。

when it rains, it pours idiom
Definition of when it rains, it pours
US, informal
—used to say that when something bad happens other bad things usually happen at the same time
The team not only lost the game but three of its best players were injured. When it rains, it pours.

似た意味のイディオムで、”when it pains it roars”と言う表現もあります。

少しではなく、痛みを感じる時、更に(叫ぶほど)痛むようになるが直接的な意味です。こちらも、状況が悪化すると、さらに悪いことが起きると言う意味で使われます。

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