ウォーキング・デッドの魅力と楽しみ方

ウォーキングデッドの魅力と楽しみ方 全般
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ウォーキングデッドのコミックは、初版が発行された2003年から15年以上も続いている大人気作品です。2010年から始まったテレビドラマシリーズも大人気となり、現在、シーズン9が放送されています。

日本では、TV版ウォーキング・デッドが非常に有名ですが、アメリカでは原作のコミックも多くの人に読まれているアメリカコミック史に名を残す名作です。

ウォーキングデッドは、原作のコミックとTVでは、大まかなストーリーは同じですが、登場人物や細かいストーリーラインでは異なる所も多々あります。ストーリーや登場人物がコミックとストーリーで異なるところもウォーキングデッドの魅力となっていると思います。

もしも、テレビ版が原作に忠実に作られていた場合、原作を読めば、TV版の展開が事前に分かってしまいます。あえて、原作とは異なるストーリーや登場人物を加えたり、アレンジすることで、テレビ版固有の魅力を高めることに繋がっています。

コミックのウォーキングデッドの大きな魅力の一つは、登場人物の心理描写が巧みで素晴らしいことです。特殊な状況に追い詰められた人々の反応や変化も上手に描いています。長寿作品のため、継続して読むと、登場人物の成長、入り組んだ人間関係と変化なども楽しめます。

テレビ版もキャストが素晴らしく、配役された登場人物を見事に演じています。登場人物の魅力が際立つことがコミック、テレビ版、双方で実現できている所も素晴らしいです。

テレビ版ウォーキング・デッドに登場するメインキャラクター、ダリル (Daryl Dixon) は、TVシリーズのみに登場します。原作のコミックにはない登場人物です。TVシリーズでは、ダリルはシーズン1から登場し、存在感は非常に大きいです。ダリルの存在がTVシリーズの大きな魅力の一つだと思います。

2019年のAMC ウォーキングデッドカレンダーの表紙にも、ダリルが全面中央に位置しています。

2019年AMCウォーキングデッドは カレンダーの表紙

AMC The Walking Dead 2019 Calendar

TV版ウォーキングデッドでは、シーズン9の途中で原作の主人公であるリックが退場となります。ダリルは、リックなき後の主人公的な存在となる可能性が高いです。もしも、主人公とならなかったとしても、ストーリーにおけるダリルの存在感はさらに強まっていくことになると思います。

TVシリーズでは、キャロル(Carol Peletier)も、ストーリーに重要な存在です。原作のコミックでは、キャロルはプリズン編で退場します。強力なキャラクターが多数登場するウォーキングデッドの中では、あまり目立たない存在でした。TVシリーズでは、当初のキャロルのキャラクターは原作と似ていますが、その後、大きく変貌し、強烈な印象を与える登場人物に成長しています。

キャロルを演じるMelissa McBride は、高い評価を得ており、ウォーキングデッドのキャロル役で数々の賞を受賞しています。

コミックには登場しない主要人物ダリルやコミックでは比較的早い段階で退場したキャロルがメインキャラクターとなってきていることなどもあり、登場人物間のカップルの組み合わせなどについても差異が生じています。

テレビでは、リックはミショーン(Michonne)とカップルになりますが、コミックではリックはアンドレア(Andrea Harrison)と再婚します。二人の間には子供はありません。ミショーンは、キングダムのEzekielとカップルになります。テレビでは、ミショーンの代わりにキャロルがEzekielの恋人です。

この様に登場人物や組み合わせの違い、細かいストーリーラインが異なりながら、コミックもテレビもそれぞれとても面白く演出されている所も、ウォーキングデッドの大きな魅力となっています。

 

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